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私たちのターニングポイント From社内報 #2「失敗を恐れず、アプローチする」

本記事では、アサヒ飲料社内報コンテンツとして制作している「ターニングポイント」を一部編集してお送りいたします。「ターニングポイント」では当社役員・事業場長の転機となった経験に迫り、人生や仕事の軸となっていることを紹介しています。社員から人気が高い「ターニングポイント」を通して、当社の歩みを少しでもお伝えできればうれしいです。
 
今回は、入社以来、営業として奔走してきた社員のターニングポイントです。
※本記事は2022年5月に社内報として執筆した内容です。


【プロフィール】

橋本 浩一(はしもと こういち)/中部北陸本部長
1995年アサヒ飲料(旧アサヒビール飲料)に入社。京都桂支店で2年半ルート営業(※1)を経験した後、四国支社、九州支社で営業内勤、量販営業(※2)に従事。その後、四国支社営業部長、九州支社南九州支店長、営業企画部長、副支社長を経て、中国支社長、九州支社長、首都圏本部流通担当本部長を歴任し、24年4月より現職。

※1 ルート営業:自動販売機の設置先を巡回し、商品の補充、メンテナンス、売上金の回収などを行う営業のこと
※2 量販営業:量販店(商品を販売する小売店のこと。主にスーパーマーケット、ドラックストアなどを指す)に対して、商品提案などを行う営業のこと

バイヤー大激怒!信頼喪失


 ―――ターニングポイントとなったキャリア上のエピソードを教えてください。
 
入社9年目の2004年、初めて卸営業(※)担当になった頃の出来事が私のターニングポイントです。初めてのことばかりで何をすれば良いのか、どうすれば売上予算を達成できるのかも分からず、苦しいスタートでした。担当エリアは鹿児島県。ある日の商談で新商品見本を先方へお渡しできないことがありました。事前にバイヤーが試飲をしたいとおっしゃっていた商品でした。貴重な時間を作っていただいたにも関わらず手ぶらで商談に行った私は、「何をしに来たんですか?!もうあなたとは商談をしません!!」と言われてしまいました。その日を境に営業としての信頼を失い、定期商談を実施できない日々が続きました。
 
※卸営業:卸企業(メーカーなどから仕入れた商品を一般の消費者ではなく、店舗やネットショップなどの小売業者にまとめて販売する業態の企業)に対して商品提案などを行う営業のこと
 

信頼回復への3,500km


―――信頼回復の為にどのような行動をしたのですか。

当時、九州支社メンバーと北海道旅行に行った際の一枚

とにかく先方の常務とバイヤーとの接触頻度を上げることを徹底しました。私は福岡県から通う出張族でしたが、新店陳列や改装は必ず朝一番に行く、新商品は毎回1品ずつご案内をして訪問のきっかけをつくるなど、他社の営業よりも圧倒的に顔を出すようにしていました。4ヶ月程続けた頃、バイヤ―から「最近よく会いますね」と声をかけていただきました。その一言でこれまでの関係が変わり、再び商談ができるようになったときは、先方に想いが伝わったことがうれしかったですね。当時、先方の常務は「自社商品を愛しているメーカーはわかるし信用できる」「営業は気合い・根性・愛情が大切だ」とよくおっしゃっていました。自社商品に愛情を持ち、相手のことを思いやることが大切だと身をもって学ばせていただきました。担当を離れて10年以上経った今でも先方とのつながりは続いています。
 

後輩に伝えたい想い

私の経験を通じて伝えたいことは、「失敗を恐れず、アプローチをする」ということです。誰にでも失敗することはあります。ですが、いくら落ち込んでいても解決はしません。「失敗をどう変えることができるのか」「今の自分には何ができるのか」。失敗したときこそ前を向き、全力でぶつかっていってほしいと思います。
 

私の勝負飯!

「アサヒスーパードライ」を飲みながら、チキンナゲットを食べる瞬間が幸せです。ソースはマスタードソース一択です!ポイントは休日のお昼に食べることで、より贅沢な気持ちになります(笑)。地球最後の日に食べるとしたら間違いなくこのコンビを選びます!

―――ありがとうございました!


今回の「私たちのターニングポイント」はいかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに!

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