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ぼくは味方でありたい

「 鬱は精神の病気じゃない 」

「 鬱なんて皆なる、心の病気 」

「 その心のモヤモヤが晴れたら治るんだから 」

そう言われた。

会社でぼくを理解してくれてる

って思ってた人に

だから尚更傷付いた


そりゃあ、確かに

誰にでも有り得ることで

誰がなってもおかしくなくて

気付いていない人も

隠している人だっている。


だけどぼくはそれがしんどくて

それじゃあ仕事やっていけない

って思ったから

開示したわけであって

上手くやれてたら開示しなかった。

“ 皆がなり得るものを重く考えていて恥ずかしい ”

そうやって言われた気がして

愛想笑いをした

「 頑張ります。笑 」


これ以上何を頑張って

どうやって治していけば良いの?


精一杯生きていたけど

このままじゃだめだ、

一人暮らしをして

何でも1人で出来るようになろう

仕事もしっかりやって、

生きていけるようにならなきゃ。

そうやって頑張っているのに

「 頑張りなさい? 」

すごい、圧力だった。


なんでもないその一言が

ぼくにとってどんな風にのしかかるのか

分かってもらえてなくて

簡単にそうやって話すんだって

失望した。


発症した人にしか分からない。

燃え尽きて、爆発して、

どうしようもなくなった人にしか分からない。

この世の中がどんなに生きづらいか。

全部全部真に受けて

自分の中で処理しきれなくて

感情が無くなるってこと。

逆に、

自分なら出来ると思ってたことが

思わず出来なかった時

自分なら出来る、自分なら出来るって

ハイテンションになるってこと。


“ 鬱 ” って簡単に言うけれど

中身は全然簡単なんかじゃなくて

もっと複雑で、もどかしくて、

どうしようもなく仕方ない。

言葉じゃ表せない感情が

押し迫る。


「 頑張れ 」は

怠けている人に向けての言葉なんかじゃなくて

応援の意味があるんだよ

ってお母さんに言われた。

確かにそうかもしれないけど

それなら、

頑張りたくない。

応援なんてただのプレッシャーでしかなくて

期待されてるのかもしれないって

そうじゃないとしても

応えなきゃいけないって

必死にもがいてしまう。

もがいて、苦しんで、わかんなくなって

どこにも行きたくなくなる。


何してるんだろうって


何の為に頑張るんだろうって


何で「 頑張れ 」って言われて

貴方様のために

この労力を使わなきゃならなのか。


人より心の消費も

体力の消費も早い。


なのに、

人よりも頑張って

人よりも踏ん張って

精一杯になって

生きている。


ぼくはそんな人たちを褒めたい。

「 今日も頑張ったね 」

「 できて凄いじゃん 」

「 今日も生きた、良かった 」

ぼくだってそう言われたいから。


1日中家事をして

しっかりご飯を食べて

それだけで偉いと思っていたのに

「 うん 」って

ああ、もう当たり前なんだなあ

ってもうこんなことしたよって

報告するのやめよう って思った。


頑張っても認めてくれない人は

ぼくの中には要らない。


心の病気も精神の病気も

気持ちが参ってしまってしまったのだから

そんな差別するようなことは

したくないし、してほしくない。

みんな、

差別しないで働いていると思った。

全然、

合理的配慮がなってない。

こんな優しくない世界になんか

生きてたくない。


ぼくが1番優しくありたい。

アサヒさんが1番の理解者だ

って思ってもらいたい。

だって、

ぼくにしか分からないことが

たくさんあるのだから。


昭和の人間になんか負けない。

戦場の世界で生きてきた人間なんかに負けない。

いや、

負けてしまうのだけど。


今は今だから

固定概念なんか

早く捨ててください。


みんながみんなの

味方になる日まで

ぼくは

精一杯みんなの味方になる。


治らなくても

治せなくても

ちゃんとできた日もあるじゃん?

そんなの、偉いじゃん?


今の自分と

どうやって上手く付き合っていけるか。

だから、

戦わなくて良いんだよ。

けど、戦っちゃうよね、

凄くわかるよ、

痛いほどわかる。

戦っちゃった時は

もう何もしなくて良い。

誰と居なくたって

心が疲れちゃうんだもんね?


そんな時は

ぼくが味方になるから

上辺なんかじゃなくて

本気で。


※写真:スノーフレーク(汚れなき心)

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