大きなステージを終えました（日記 10/18〜10/20）
10月18日（金）
午前はリハビリへ。明日と明後日はいよいよ子どもたちの大きなステージがあるので足腰を万全にしておきたい。
義姉（夫の姉）が近くへ来たついでに、と我が家へ寄った。先日の「物忘れ」の件（詳細は以下の記事）について「いろいろ苦労をかけてごめんね」と労ってくれた。
いろいろと溜まったものを愚痴りそうになったが、勢いがついて要らんことまで吐き出しそうな自分を予感してグッと堪えた。どうだこの危機管理能力（笑）。
もうさすがに音のデータ直しは終えたので、準備物などをチェック。生徒さんのステージの並び方について、急遽「あれ…？こっちの方が見た目にも効果的やん…？」ということに気づき、ステージ表を急いで書き直す。明日、この新しい表と差し替える。良かった、気づくことができて。
書き直しをしていたので就寝予定時刻を過ぎてしまったが、いい気づきを得たので満足である。さあ、よく眠ろう。
10月19日（土）
子どもたちのステージ1日目。今日＆明日の2日間で6部興行である。激務じゃ。
1部と2部は自分の生徒さんは出ないので労働力の提供。生徒さんの誘導をしたりなど裏方の仕事が山ほどある。と言っても腰が悪いので重いものを持つ係は外してもらっている。迷惑をかけてしまっていて心苦しい。
さて3部。私の生徒さんたちは全員この部にプログラムされている。それぞれに緊張と興奮の面持ちで集まってきた。やたらハイテンションで心配な男子もいる。めっちゃトランス状態やないか。かと言ってローテンションで演奏されても困るけどね！笑
さて、このnoteの常連様にはお馴染みの「俺まだ本気出してないだけボーイ」。
相変わらず俺まだボーイは今日も掴みどころがなく、大切なことを舞台袖で再度確認しても、「ふーん」と聞いているのやらいないのやらわからない風情。しかし！演奏が始まると、メンバーの誰よりも一番リズムを体全体でとってノリノリで弾いているではないか！レッスンではみんながリズムに乗って弾いていても、これまた「ふーん」という感じでクールに弾いていたのに！！
「俺はまだ本気出してないだけ」というのは本当だった！本気は舞台の本番にとっておいたのか！ヤキモキさせるぜ。完全に私は俺まだボーイの掌の上で転がされとるやないか。
ステージが終わって記念撮影をしているところへご両親も現れた。お父さんが「ビデオで撮りながら『あれはほんまにうちの息子だろうか』という気持ちなりました…」と。
「いやー、今日はとっておきの本気出してくれましたねえ！」とご両親と3人で笑って喜び合った。
いつも落ち着いていて優等生、頭もとても良くクラスを引っ張ってくれている小2しっかり者ガールがいるのだが、彼女が今日はとても緊張していた。舞台袖で「あ“あ”あ“」と低い声で小さく唸りながら頭を抱えているのでちょっと心配になった。「いつも通りでいいんよ〜。○○ちゃんはあれだけたくさん練習してたんだから何も心配いらないよ〜」と言っても聞いているのか聞いていないのか一点を見つめて「あ“あ”あ“」と言っていた。大丈夫かいな…と思ってしばらく観察していると、しっかり者ガール、おもむろに右手で左手の掌に「人」という字を書いてごっくんと飲み込んでいるではないか。この、いにしえのおまじない、令和の子どもでも有効なんか！！と、そっちの方に驚いていたら、気づいたらもう彼女たちの番が来てしまっていた笑。「人」という字を飲み込んだおかげかなんなのか、このしっかり者ガールは、本番で無事に練習通りに弾くことができていました笑。昭和のおまじないは令和っ子にもしっかり息づいています笑。
先ほど書いた子たちだけでなく、ジャズのノリに苦戦したグループも思春期に差し掛かった6年生グループも、お互いの音をよく聴きながら今できるベストを尽くせた。子どもたちは実に晴れやかで、そして楽しそうで、そして保護者の皆さんもみんな満足げに会場を後にしていった。こういう親子の幸せな時間を持ってもらえることがこの上ない喜び。
明日も残りの3つの部が行われるが、こちらはもう労働力のみ提供である。しっかり（と言っても腰を労わりつつ笑）裏方のお仕事を頑張ります。
10月20日（日）
子どもたちのステージ2日目。今日は裏方に徹する。司会などもあり、影アナで各チームの紹介のプロフィールを読んだりしていたのだが、老眼がこの夏いっきに進んだこともあり、すべてのステージを終える頃には目がもうよく見えなくなっていた。よぼよぼ。
昼ごはんの時に同僚と雑談。この2日間は家事どころではないので、晩御飯はどうしているのか、という話になった。二日連続で鍋もの（出し汁は変化させる）という人もいたし、我が家は土曜日は義母がお好み焼きを焼いておいてくれたのと、今日は店屋物にすると話した。旦那さんと二人暮らしのある同僚が、もうこの2日はカレーライスを大めに作っておいてそれのみで乗り切ると言っていた。ところが夕方近くにその旦那さんから「もう昼にほとんど食べてしまって今日の夜の分がない」とLINEがあったらしく、算段が狂ったと言っていた笑。ウケる。今時の若いご夫婦であれば夫婦共に食事もバッチリ作る体制のかたも多いだろうから、このエピソードについては「どういうこと？旦那さんが作ればいいやん？」って感じなのかもしれないけど。
とにかく年間を通して一番大きなステージが終わった。当日そのものも大掛かりだが、準備期間にものすごくエネルギーをとるこのイベントが無事に済んだことに安堵感でいっぱい。この準備を通していろいろ自分の考えが以前より変わったりもした。気が向いたらエッセイにして書くかもしれないし、書かないかもしれない（笑）。
あまり文章がまとまらなかったというか、だんだん雑になってきてしまった。疲れてるのでしょうがない。
今夜はゆっくり寝る。ただもうそれだけ。お疲れ、私。