ゆるやかに仕事復帰(日記 7/25〜7/27)
7月25日(木)
平熱に戻ったものの体力はガタ落ちである。まあ、そりゃ当たり前だけどね。体力をつけていきたいところだが、なかなか食事の量が戻らないしパンチのあるものも受け付けない。でも慌ててはいけない。少しずつ平常になっていけばいい。今日はじわじわ動き出して体を慣らしていこう。
仕事も明日から完全復帰するつもりだったけど、なんせ扁桃腺があれだけ腫れたあとなので大きな声が出せない。出すのも怖い。なので、グループレッスンは引き続きお休みさせてもらって、この日曜のピアノ発表会に出る生徒さんの最終チェックのレッスンだけにしようと思う。そういった諸連絡をしたり、横になって休んだり、というふうに徐々に体を慣らしていく。
夕方には自分でコンビニに買い物にも出かけた。車の運転をするのも5日ぶりだ。新鮮。
7月26日(金)
午前中は整形外科でリハビリ。この5日間、全然筋トレができていないので、またコツコツやり直し。
夕方から仕事へ。数人の個人レッスンを行う。保護者のかたがのど飴を差し入れてくださる。ありがとうございます。
大きな声が出ないのでヒソヒソと小声でレッスン。子どもまでなぜかヒソヒソ声で話すので、いやいや、あなたは普通の声でええんやで、と思わず笑う。
義母が、もう復帰するのか、大丈夫なのか、今週いっぱい寝てたらどうかと、ものすごく心配していたのだが、私は急にフル復帰することのほうが不安。なのでこうして少しずつ戻っていくのは良い考えだったなと自画自賛している笑。
7月27日(土)
今日も個人レッスンのみ。
昨日と今日、発表会の総仕上げレッスン。初出場組はどの子もみんなワクワクドキドキしている様子。とても可愛らしいお顔立ちの女の子がいるのだが、集中して弾いているとなぜかどんどん下唇がグイーンと出てきて誇張したイラストのいかりや長介のようになってしまう笑。写真屋さんが弾いてるところも撮ってくださるので一応伝えてあげたけれど、それを気にするあまり演奏に集中できなくなるのもよくないし、悩ましいところである笑。
高学年の子どもたちに面白い傾向があった。ほぼ全員「置きにいく」演奏になっている。無難に、安全に、まとめようとしているのだ。
この年頃の子の多くがそうなので(よその生徒さんはどうかわからないけど)、心の成長の段階の一つでもあるのだろうなと思う。もう少し小さい頃にあった、怖いもの知らずの「当たって砕けろ!」という精神はなくなってゆき「大失敗せずに終えたい」という気持ちが大きく働くのかもしれない。
その子たちに「気持ちはわかるけど、正直言って聴いていてあんまりワクワクする演奏じゃないし、なによりも○○くん(○○ちゃん)自身はこんな感じの演奏してて楽しい?」と問いかけた。すると全員「楽しくない」と答える。「じゃあお客さんがどうこうはまず横に置いといて、自分自身を一番喜ばせるような演奏にしてみれば?」と言って何度も鼓舞し、レッスンの終わりにはなんとかまた少々ミスタッチなどはあっても生き生きとした演奏が戻ってきた。
もしかしたらまた明日は「置きにいく」演奏に戻ってしまうかもしれない。それはそれで経験だと思う。ひとつでも多くの経験をすることがこの子たちの財産だから、私は温かく見守りたいと思う。
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