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「やれ」というのは簡単。「やれ」という方も「やれ」。

私たちは塾講師なので、生徒に「ちゃんと勉強しろ」ということがよくあります。まぁお仕事ですので!!
保護者の方々も、自分の子どもに「ちゃんと勉強しろ」と日常茶飯事のように言っていると思います。
これを聞いた子どもたちは恐らく反発するので、親子デスマッチもあちこちで開催されていることでしょう笑
いや、笑い事じゃないですけど!!

なぜ「ちゃんと勉強しろ」といわれることに対して子どもたちは反発するのか。
簡単です。
学校で朝から夕方まで勉強して帰ってきたからですよ。
え?と思われると思いますが、よく考えてみてください。

毎日毎日朝から夜まで働いているお父さん、お母さん。
家に帰ってご飯を食べて、その後に「ちゃんと仕事しろ」といわれたらどうでしょうか。
「いやいや、朝から働いてきたから!」
といいたくなると思います。
子どもたちも同じなんじゃないですかね~。
「朝から学校に行って勉強してきたのに、なんで家に帰ってからも勉強しないといけないの?お父さんお母さんは仕事終わって帰ってきてテレビ見ながらゴロゴロしてるじゃん」
といわれたら、何と答えますか?

「お父さんお母さんは学生時代にちゃんと勉強していたの!学生は勉強が仕事!テストの点数上げるためにやりなさい!」
とかですかね?なんと説得力のないお言葉…💦
勉強が仕事なら、子どもは朝から寝るまで仕事をしないといけないという話になりますからね。そりゃ反発します。
過去お父さんお母さんがどれくらい勉強していたのかなんて、本人しかわからないですからね…。

別に保護者の皆さんを批判したいわけじゃないですよ!!
だって保護者の皆さんは家で家事などの大変なお仕事をされているわけですからね!!
でも、子どもから見た時に家事ってお仕事には見えないんじゃないでしょうか。
そう見えないのはダメなことなんですがね!!

残念ながら子どもたちは子どものうちは勉強にしか触れてきていないため、
「勉強していない=仕事をしていない」
と見えてしまうんだと思います。

じゃあどうすればいいのでしょうか。
「やれ」という方も「やれ」
これが必要なんじゃないかなと思います。言葉は汚いですが。

勉強しろというからには、いう方も少し勉強している姿を見せてみてはどうでしょうか。
別に小学生中学生の問題をゴリゴリ解けというわけじゃないです!
リスキリングが叫ばれているこの時代ですので、何か資格のために勉強している姿を少しでも見せると効果的だと思います。
「お父さんお母さんもこうやってちゃんと勉強してるんだから、あんたも頑張ってみなさい」
といえば、子どもたちからしたら少しは説得力があるんじゃないかな。

こういうことを書いたからには、「ちゃんと勉強しろ」と常々いっている私も勉強しなければいけませんね。
もちろんやっております!
今はTOEICの勉強を少しずつですが進めています。
いつ受けることができるかはわかりませんが笑

政治家も同じでしょ。
納税しろというなら自分たちもちゃんと納税しろって💰