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誰がもらうかわからない!ご褒美系ギフト選びの楽しさ


日本語学校で働いていると、ときどき回ってくるギフト選びのお仕事。

学校全体の行事だったり、学年ごとの成果発表だったり。学校なので優秀者に図書カード、というのは定番だけど「せっかくだからほかに何か添えたいですね」と上司のお言葉!

「そうですね~何かあると嬉しいですよね」と同僚が口々に賛成して、こういうとこがイイんだよなーうちの職場! ってしみじみ思う。

そんなの図書カード渡して終わりでいいじゃん、とは言わないところ。好きです。

というのはやっぱり、勝ち取った賞への差別化かな? 図書カード自体はみんなが役に立つものと捉えているので「努力賞」的な扱いで渡されることもある。

金額は違えど、優勝者にはもうひとつ「この日のために選んだよ!」なトクベツ感がほしい! という、まあ言い換えるとこちら側の自己満足でもあるわけなんだけど……なにかしてあげたい気持ちの表れが「副賞」なのです。

表彰式でもらった瞬間に華やいで、ひとしきり写真なんか撮って……それが副賞の役割。うちに帰って、さてこれは何に使おうかな? と図書カードを見つめてこれからのことを考える。それは金券の役割。

モノを選んでもらった喜びと、選ぶ喜び。両方感じてもらえたら嬉しいからね!

ということで、ギフト選びは楽しい時間。

自分がどんなところに気を付けているか? を何度かに分けてまとめてみます。

今回はこちら。


★入賞者へのご褒美ギフト

スピーチ大会や制作発表など、個人入賞者への図書カードプラスワンギフト。

よくある特徴(制約?)はこちら。

・予算は1つ500円~1000円程度
・賞ランク間で差をつけない(図書カードの金額が違うため)
・国籍、年齢、男女の予想不可! だれが貰うか分からない

貰う人がどんな人か全くわからないのがネックですね。この時点で、相手の好み……という基準はバッサリ切り捨てます。

こういうときに私が押さえているのは次の3点です。

①遠くから見ても入賞者だと分かる存在感がある
②SNS・写真映え欲を満たす
③そのままだれかにあげてもいいような価値がある

これが、だれが貰っても一応の満足感を持ってもらえるのでは!? と期待しているポイントです。


ポイント①遠くから見ても入賞者だと分かる存在感がある

表彰式! ありますよね。

参加した人みんなが遠くから見て「さすが入賞者、なんかイイもの貰ってるな」と分かることが第一のポイントです。

努力して選ばれたのだから、クラスメイトのように直接「おめでとう」を言うほどではない間柄からも「なんかスゴイな!」という視線を集めるお手伝いをギフトができればいいなと思います。


ポイント②SNS・写真映え欲を満たす

これはもう、時代ですね!

InstagramやFacebook等々、SNSをやっている人はたくさんいます。それからカメラが気軽に使える関係で写真に凝っていたり、旧友との近況連絡用にグループがあったり。

また、そんなに派手にやっていなくても、こまめに留学生活を親に報告している学生もいます。

こんなに頑張ったよ! という成果を、表彰状とギフトを並べてパシャっと撮るはず。自撮りもみんな上手です。

もらったものが何か? を説明しなくても、やっぱり「あらイイもの貰ったのね」と見て分かるような見た目は大事にしていきたい。

「SNSなんてやらない」「写真も撮らない」という人だって、もちろんいるでしょう。

いいんです。

「映え欲」がある人の欲を満たすことが大事なんです。

だれが貰うか分からない全体像の満足度の底上げには、外せないポイントです!


ポイント③そのままだれかにあげてもいいような価値がある

万人に気に入られるギフトを選ぶのは無理です。

じゃあ、どうするか? というと、それをそのまま身の回りの人にあげてもいいと思ってもらえるようなギフトを選びます。

「自分は使わないだろうけど、友達は気に入るかも」という気になってくれたらOKです。国の家族でもいいし(Made in Japanとか!)、アルバイト先の人でもいいでしょう。

ちょっとしたプレゼントとしてきちんと価値があるモノということですね。

「こんなのだれがもらっても嬉しくない」と感じられるようなモノはダメ。まあ、(内輪)ウケ狙いとか、R指定G指定が入りそうなのとか。キャラクターものも私が選ぶときは避けるようにしています。

もらったものを捨てなければならないのはちょっとしたストレスになります。そうならなくて済むように、予防線を張っておきます(弱気)。


じゃあ、どんなものを選べばいいのか? 私はこんな選び方をするようにしています。


★★★完成された見た目のものを選ぶ!

言い換えると「ラッピング包装がなくてもギフトとして存在感がある」ものです!

・箱や入れ物のデザインがいい
・モノ自体のデザインにインパクトがある

お土産屋さんに置いてあるお菓子の箱などを想像してください。あれって、そのまま渡しますよね。イメージはそれです。

例えばタオル1枚でも、デザインを合わせた箱に入っているものとそうでないものがあります。万年筆も、値段が安くてもちょっとしたケースに入っているものをプレゼントしませんか?

箱の持つギフト感って大きいです。

また、見た目を活かすならできれば中身が見えていたり、ラッピングは透明な袋にしてもらったりするとさらに良いです。


先ほどの押さえたいポイント3つに照らすと、

①遠くから見ても入賞者だと分かる存在感がある
→見た目のインパクトを活かします!

②SNS・写真映え欲を満たす
→プレゼント包装を開けずにそのままパシャっと写真を撮れるものを!

③そのままだれかにあげてもいいような価値がある
→見て中身が分かるものなら、未開封のままあげられる!

ということです。


プレゼント包装も「何が出るかな♪」的な不透明なものは避けています。発表会場でゴミが出るのも美しくないし、その場で写真を撮るにもじゃまになってしまいます。表彰状で片手が埋まっているはずだし。

中身を何にしようと透明な袋でラッピングできるならそうする、無理そうならちょっといい紙袋に直接入れる。

それだけで十分だと思います。


とにもかくにもインパクトは大事です!

シンプルでいいもの、というのもよいのですが、500円~1000円の価格帯だと探し当てるのが難しいです。

それならば、はじめからギフト感ありありの見た目を利用するとよいかなと。

箱でなくても最近はやりのエコバッグであれば、小さくなるものより広げた大きい状態のものをポスターのようにざっくり巻くとかね! 

大きさ・派手さ・華やかさはラッピング次第で演出できたりもします。私は迷ったらお店の人にどんなふうにできるか相談することもあります。100均で多様な包装グッズが売られているので、自分達でやってしまうのもアリ。


あとはモノそのものが変わった形をしているタイプなどですね。レモン型のハンドソープとか、アクリル製のパズルで完成状態がパッケージされているものとか。

シャンパンボトルを模した入浴剤なんかも、まだあげたことはないのですがパーティー感があってイイなあと思っています。(肌に触れるものをあげるのはどうなの? という葛藤もあります)


結局のところ、

ギフトをもらった瞬間そのまま顔に近づけてパシャっと自撮りできる。

ひとことで言うとそれが理想です。

それができれば、だいたい何を選んでもうまくいく気がします!


今年はコロナのせいでまだ1度しかギフト選びしていないんですけれどね。かなしい。

今回は中身の消えモノ、そうでないモノ分類には触れていません。わりとそのときどきで変わるからです。ビビッときたものを見つければそれを選んでいます!

こんど時間があるときは「贈りたいギフト紹介」「対象が数十人いるときのばらまきギフト」「プレゼント交換用ギフト」あたりも記事にしたいなー。



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