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とどまらない人たち

マスクの義務がなくなって、旅行やイベントに出掛ける人も増えてきた。
その影響もあるのか、最近はYouTubeでチャンネル登録している人の更新が途絶えることも珍しくない。
noteも、フォローしている人の投稿が少なくなってきているような気がする。
たぶん、家でできる趣味(YouTubeやnoteなど)から外で楽しむ趣味に移行した、もしくは元々外のほうが好きで、本来の趣味に戻っていったのかもしれない。

人の趣味というのは流動的だから、YouTubeやnoteにとどまる必要はない。
でも、見ている/読んでいる身からすると少し寂しい。
友達と疎遠になってしまったときのような寂しさ……、いや、そこまでではないか。
かつて通っていた学校の同級生の近況が全くわからなくなり、知り合いだったことなんて嘘だったんじゃないか、みたいな、そんな喪失感がある。

私はというと、相も変わらずうつ病で、時間潰しにYouTubeを流している。
だから余計に更新されないチャンネルの文字を見ると寂しさや虚しさに襲われる。
そして自分の変化のなさにも嫌気がさしてきてしまう。

5年以上前から憧れている人がいる。
20歳くらい年上の女性。
ハンドメイドの販売などを通じてインスタで知り合った人で、2回くらいイベントで実際に会ったことがある。
その人のものづくりに対する姿勢がすごく好きで、考え方も素敵で、こんなふうになれたらいいなあと思っていた。
パワフルな人で、ハンドメイド販売以外にも子育てや他の趣味やお仕事など色々されていた。

この前その人のハンドメイドアカウントの投稿を見ていたら、どうやらハンドメイド以外にベーグル屋さんを始めたらしい。
実店舗もあるらしい。
ここ数年のお仕事はベーグルの修行だったのかも……。
本当にすごい人だなあと思った。
ハンドメイドにもしっかり向き合っているし、ベーグル屋さんまで始めちゃうなんて。

私もパワフルに、色んなことをやりたい。
いや、やりたかった。
どうしても体調が邪魔をする。
調子が悪くなるんじゃないかと不安で、新しいことを始められない。
YouTubeやnoteの人、そして憧れの人はどんどん新しいことをやっている。
羨ましく思う。

はじめの一歩が踏み出せない。
病気じゃなくても最初は勇気がいるだろう。
そして私の場合、挫折や失敗が怖い。
挫折経験の積み重ねで、脳がガチガチに固まってしまっている。
挫折した時に色々と悪口を言ってきた人たちのことも思い出す。

最近は、草取りボランティアと着付け教室に興味がある。
そして、通う系のものではないけれど、市がやっている栄養指導相談というのも受けてみたい。
これは電話で予約するだけ。
それなのに、電話すらも怖い。

体調がジェットコースターのように急降下するから、何をやるにも不安がつきまとう。
でもそんなことを言っていては、ずーっとこのままなのだろうなあ。

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