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リスニングで聞ける英語の速度を測定する方法

英語のリスニングをしていて、よく、「速すぎて聞こえない!理解できない!」という悩みを持っていらっしゃる方は多いことだと思います。

それでは、「速すぎて理解できない」というのはどういうことでしょうか?
これは、言い換えると、「英語が聞こえてくる速度」に「英語を処理する速度」が追い付いていない、ということです。

では、英語処理速度はどうやったら測定することができるでしょうか?

実は、英語処理速度は、簡単に測定することが可能です。
なぜなら、【音読の速度=リスニングの英語処理速度】だからです。

背景として、英語は、「言える音=聞ける音」とされています。
これは良く発音で言われることですが、同じ音で自分も声に出していればその音が聞こえるようになる、というルールです。

これは、発音の世界に留まらず、スピードでも同じことが言えます。
つまり、自分が音読できるマックス速いスピードが、リスニングで理解できるスピードになります。

しかし!
その際に、一点注意してほしい点があります。

それは、やみくもに速く読むのではなく、「意味が70%程度理解できる」マックス速いスピードで読む、ということです。
頭が空っぽで速く音読し何も頭に残らない…という感じだと、リスニングでも「音は聞こえたけど意味は理解できなかった」という状態にとどまります。
この点にだけ注意してもらえればOKです!

ちなみに速度を計る際には「WPM (words per minute)」という指標を用いるのがお勧めです。
即ち、「1分間に読めたワード数」で測定するということです。
これが、1分間で処理できるワード数ということです。

WPMの計算式は以下の通りです。

【文章の文字数÷読むのにかかった秒数×60】

ちなみに、TOEICは150-160WPMくらいです。
CNNが180WPMくらいで、ネイティブ同士の会話が200WPMくらいです。
TOEIC900点台の人で測定した平均的なWPMが130WPM台くらいです。

あなたはいかがでしたか?

速度でついていけない人は、この「音読のスピード」を速くしていくことを意識して練習していると、次第についていけるようになります。
シャドーイングが速度対応に効果的なのも、結局は同じような理由になります。(=ネイティブが読むスピードに強制的に合わせていく)

WPMは便利な指標なので、良かったらぜひ一度測定してみてくださいね!

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