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シャドーイングを練習するのにちょうどいい速度は?

皆さんは、シャドーイングを練習するとき、どのくらいの音声スピードで練習していますか?

「速度なんて変えたことない」って人もいらっしゃるかもしれませんね。
すごいわかります!
私自身が学習者だった時も、速度を変えるひと手間がめんどくさくて変えていなかったので。。。
(当時はスマホアプリもなかったので速度変更はたいへんだったのです)
でも、今はアプリでカンタンに速度変更できるので、できれば速度変更しながら練習するとベターですね。

「とにかく速いほうがいい」という考えの方も多いはずです。
実際、受講生さんたちも、速いスピードでやる方が圧倒的に多いです。

しかし、です。
とにかく速いスピードでシャドーイングしている皆さん。
すべての音をしっかりとお手本の真似して声に出すことができていますか?

おそらく9割以上の人が、それはできていないだろうと推測します。
ポロポロと発音できない単語やフレーズがありながら、なんとなくついていっている、というケースが多いのではないでしょうか。
聞こえた単語だけとりあえず言っている、というケースも多いでしょう。

この状態だと、残念ながらシャドーイングの効果を十分には引き出せていないと思います。

むしろ、シャドーイングは、「自分がしっかりと声に出せる速度」で実施することに意味があります。
つまり、「しっかりついていける速度」まで速度は落として最初は練習した方がいいです。

それは、0.8倍速かもしれないし、0.7倍速かもしれません。
人によって、教材の難易度によって、変わってくると思います。

では、どのくらいの速度から開始したらいいでしょう?
判断基準としては、「単語レベルで落ちる箇所があっても、文章として概ねついていける速度」から始めるのがいいと思います。
逆に言えば、「単語を拾い上げている速度」は速すぎます。

リスニングの時、聞こえてきた単語をかき集めて意味理解をしている人が非常に多いと思います。
シャドーイングでも単語を寄せ集めるやり方をしていると、いつまでたっても単語から意味を推測する聞き方から脱却できません。

なので、ぜひ「文章として」音を捉えられるかどうか、を判断基準にしてみてください。
できているのかどうかは、自分の感覚でもわかると思いますし、難しければ録音して聞いてみるとなんとなくわかるのではないかと思います。

コーチング受講生さんたちにはいちおうシャドーイングをチェックしておすすめの速度をお伝えしてますが、セルフチェックの際は、上記のようなやり方を試してみてもらえればと思います。

参考になれば幸いです。

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