【Netflix】「誰かがなんとかしてくれる」 そう思ってる? - 映画ドント・ルック・アップ(Don't Look Up)
私たちは誰もが
「私はきっと大丈夫」
「世界のピンチはどこかの天才が助けてくれる」
とどこかで思っているのではないだろうか?
Netflix映画「ドント・ルック・アップ」は
そんな私たちの潜在意識をハッとさせてくれる。
《映画概要》
地球衝突の恐れがあるすい星を
天文学者ランドールと、その教え子ケイトが発見し
人類を救おうと悪戦苦闘する様子がコミカルに描かれている。
「誰かがなんとかしてくれる」という幻想
天文学者ランドールがすい星に関して
生放送インタビューを受けるシーン。
しかし誰も真剣に
「すい星が落ちてくる」現実に向き合わない。
むしろ冗談かのように扱われる。
ランドールがついにしびれを切らして感情的に訴えるシーンだ。
意訳 by Asa:
「最終的には誰かがなんとかしてくれる」
この幻想をほとんどの人が持っているため、
誰も真剣に現実と向き合わない。
これは現代社会の
気候変動や環境問題対応を風刺している。
すい星衝突までのタイムリミットがあるのと同じように
私たちの現実世界での気候変動もタイムリミットがある。
人類の未来を左右するタイムリミットは2030年
それまでに気温上昇を止めなければ今以上に気候変動が加速し、
もう後戻りができなくなると言われている。
2030年まではあっという間だ。
たった7年半しか残っていない。
私たちが自然豊かな地球でこれからも過ごせるように
そして私たちの子ども達、孫達が
私たちのせいで苦しい思いをしないように
そのために、
「誰かが」ではなく、
「私たちが」気候変動と向き合う必要がある。
そう再度思わせてくれる映画だった。
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