見出し画像

【本から学ぶ】「だから私はダメなんだ」病を治す【21-7】

自分のルールに基づいて自分の物語を生きるために阻むものはいくつかありますが、自分の心の中に潜んでいるものもあります。

それが、DWD病。「だから私はダメなんだ病」です。

DWD病は自分のことを認められません。どんなこともネガティブに捉えてしまいます。良いことや努力が実って成功しても、「あれだけ頑張ったのに、まだこの程度だなんて、だから自分はダメなんだ」と自己評価を下げてしまいます。

DWD病の人は、ありのままの自分を肯定することができません。
「欠点だらけでも、できないことが多くても、存在しているだけで自分には価値がある」と思うことができないため、他の多くの人たちが価値を認めてくれそうな、立派な看板(学校や職業)を追い求めやすいといえます。

鈴木祐介『我慢をして生きるほど人生は長くない』,株式会社アスコム,2021,P188

この文章に心あたりがあるなぁと思いました。
結果的には上手くいきませんでしたが、かつては自分の価値を高めようと、いろんな資格をとろうとしたり、世間体のよい、身の丈に合わないようなレベルの高い仕事に就こうとしていました。

しかしそういった立派な看板だけ取り繕っても、むしろその看板を取り繕うために不必要な競争社会に飛び込んで、傷つき、「だから私はダメなんだ」と自分を貶めてしまっています。

ではこのDWD病、克服することはできるのでしょうか。

DWD病を克服するために必要なのは、自分の欠点や弱さを否定するための努力ではありません。
ときには、信頼し安心できる他人の力を借りながら、自分の「ダメなところ」を少しずつ受け入れていくことです。

「だから私はダメなんだ」と落ち込んだり、世間からの評価に一喜一憂したりする時間が減り、「ダメな所も、自分の愛すべき一部だ」と感じ、そんな自分をありのまま認めてくれる人たちとすごす時間が増えれば、どんな失敗も面白がることができますし、つらくて大変な出来事も、ポジティブに解釈できるようになります。
それこそが、世界に2つとない、あなただけの物語を生きることなのだと私は思うのです。

鈴木祐介『我慢をして生きるほど人生は長くない』,株式会社アスコム,2021,P193

むむむ・・・他人の力を借りるのか~
それも、信頼できて、私のありのままを認めてくれる人。
上記のことができれば、DWD病も克服できそうですが、自分でなんとかする以上にハードルが高いような気がします。

今日の本

次の記事はこちら

※執筆中です

他の書籍の記事はこちら


この記事が参加している募集

読書感想文

わたしの本棚

よろしければサポートお願いします。サポートいただいた文は「本から学ぶ」用の書籍購入に充てさせていただきます。