見出し画像

【本から学ぶ】罪悪感の正体と負けない思考【21-5】

今日は罪悪感について。

罪悪感については、以前【本から学ぶ】でHSPに関する本でも学びました。

今回はラインオーバーとの関連も含めた罪悪感の正体や罪悪感に負けない思考を学んでいきます。

まず知っておいてほしいのは「罪悪感とは、実は自己中心的な感情である」ということです。
(中略)
「誰かを傷つけてしまった」「頼みを断ってしまった」「親の期待に応えられなかった」といった気持ちは、相手のことを考えているようでいて、結局は「自分が嫌われたらどうしよう」という思いの表れであり、「相手に失望され、責められ、傷つけられる前に、自分から申し訳なさを感じておこう」という、自己防衛的な思いから生まれているという側面があるからです。

鈴木祐介『我慢をして生きるほど人生は長くない』,株式会社アスコム,2021,P127-129

すごく耳が痛いです。特に「傷つけられる前に自分から申し訳なさを感じておこう」のあたりが。めちゃくちゃ心あたりがあります。

私はHSPの気質を持っているので、他人の感情(特に負の感情)に気付くのがめちゃくちゃ早いです。そして他人に嫌われることを何よりも恐れています。なので他人の負の感情を察した時は、なんとか穏便に済むように先回りで行動します。罪悪感はその先回り行動の一つだったのです。

そうか、ただ「嫌われたくない」という自己中心的な感情だったんだ。

そしてこの罪悪感は、他人をコントロールする、つまりラインオーバーの要因になりうるそうです。

自分を守るためには罪悪感とうまく付き合っていかねば。

では、罪悪感に負けないためにはどうすればいいのでしょうか?

まず、「罪悪感が実は自分勝手で、関係改善に役に立ちにくい感情である」ということを前提の知識として知っておきましょう。
そうすれば「何もかもすべて私が悪い」という罪悪感の檻にとらわれ、置かれている状況を正しく判断できなくなるリスクは下がります。
次に、罪悪感によって他社にコントロールされることを防ぐために、自分の中で物事の優先順位をつけ、その順位づけを忠実に守りましょう。
「一刻を争う急病人から助けを求められた場合」など、よほど切迫した緊急性のある状況でない限り、相手の要望や期待が、自分の望むもの、自分が心地よいと感じられるものでないときは、自分の心の声を優先して下さい。
断るという選択肢を常に持つのです。

鈴木祐介『我慢をして生きるほど人生は長くない』,株式会社アスコム,2021,P133-134

罪悪感を出して他人と接すると、その罪悪感を悪用してくる人がいます。その人たちの餌食にならないように、「自分が罪悪感を作り出していること」「自分の優先順位を元に、相手の要望や期待に応えすぎないこと」を心に
とめておきたいと思います。

今日の本

次の記事はこちら

※執筆中です

他の書籍の記事はこちら


この記事が参加している募集

読書感想文

わたしの本棚

よろしければサポートお願いします。サポートいただいた文は「本から学ぶ」用の書籍購入に充てさせていただきます。