認知能力を伸ばすには…? 1

地頭を構成する5つの要素

  • 知的好奇心

  • 没頭力

  • 知識

  • 認知能力

  • 思考力




今回は
地頭」の5要素 

4つ目
認知能力 の伸ばし方を考えていきます。







認知能力とは?


認知能力とは
どのような能力のことなのか?



まずは、「認知」の意味を確認しておきます。



認知
心理学などで、人間などが外界にある対象知覚した上で、
それが何であるかを判断したり解釈したりする過程のこと。
                   
(出典:Wikipedia)





平易に書くと、


人がまわりの情報キャッチし、
「これは何なのか?」と 考え
「これは○○だ!」と 判断する こと。

です。



具体的には、


机の上にある何かを見て、
赤くて丸くて拳より少し大きくて…」と 考え、
「これはりんごだ!」と 判断する こと。

など




人が自分の身の回りの情報を

キャッチする能力
考え判断する能力


これが
認知能力 です。





考え判断する能力
については、

いずれお話しします
思考力(考える力) と重なるところがありますので、



このパートでは、

キャッチする能力

に注目してお話していきます。






情報をキャッチするのは?


人は
身の回りの情報を

どこから?
どのように?

キャッチしているでしょうか?








ずばり
それは……











五感


です。



視覚 ・ 聴覚 ・ 嗅覚 ・ 味覚 ・ 触覚

です。



つまり
人は、





見る聞く嗅ぐ味わう感じる



ことで、
身の回りの情報をキャッチしています。








五感のなかでも…


五感

で 見る
を 聞く
で 嗅ぐ
で 味わう
で 感じる

なかでも
特に大切なのは






』です。




人は
外からの情報のじつに

80~90% を

』からキャッチしている
といわれています。






生まれて間もない赤ん坊は
視覚が未発達なところがあり、


に入れてみたり(味覚
で触れてみたり(触覚

など
他の知覚に頼って、
外の情報をキャッチしたりもします。



また、
生後8か月ごろになると
人見知り をするようになります。

あれは
視覚が徐々に発達してきて
母親 と それ以外の人 とが

目で見て識別できるようになることも
一因であるとされています。



6歳ころの幼児でも
まだ視野が狭く、

上下、左右 ともに
大人の60%ほどの範囲しか
見えていないとされています。





いずれにせよ
人は成長するにつれて次第に
視覚に頼ってものを判断するようになっていきます。




逆に言うと、
視覚が育ちきる前の乳幼児期は、
音楽、食育、遊びや自然体験… のなかで


聴覚
嗅覚味覚触覚


視覚以外のその他の感覚を育むのに
うってつけの時期であるともいえます。







人の話は『目で聞く』。


人は外からの情報の
80~90% を、
でキャッチします。



もっと言うと、

見る

ことでキャッチします。


見ない
キャッチできません







情報を
キャッチする能力 を伸ばすには、


情報を
 で 見る能力 を高めることが大切です。






そして
 で 見る能力は、


親と子どもとの
先生と生徒との
友達と友達との

会話

のなかで高めていくことができます。



話をしている

親のいるほうを
先生のいるほうを
友達のいるほうを

見て聞く
こと


目で聞く
こと



子どもの
認知能力を伸ばすために
何よりも大切なことです。



次回以降、

人の話を『目で聞く』子になるために
大人ができることをお話しします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?