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思考の整理

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#システムエンジニア

間違えたリンゴの数

「目の前にリンゴは何個ありますか?そうですね、1個ですね。正解です」 でも、振り返ってみればそこには沢山のリンゴが並んでいるわけだ。 確かに目の前には1個のリンゴ。間違いない。でも、僕らの後ろに沢山のリンゴが並べられている。そんなことなど誰も教えてくれない。あなたの立ち位置からはその沢山のリンゴは見えてるでしょう? 「どうして振り返らなかったのですか?普通はまわりの状況をよく確認するものでしょう?」 普通は。普通は。普通は。 「目の前にはリンゴは1つです。この答えは

おつかれー

「じゃあ飲みに行きますか」と言われた出張最終日。 いやいや、まだ仕事残ってるんだけどな。できるだけ早く終わらせないと現場の人に迷惑かかっちゃうんだけどな。 システムが本稼働したのは昨日のこと。無事、稼働!となったのだが、残作業はまだまだある。追加の改造も発生している。 今日中に最低限のデータ移行は終わらせなくてはと思い、ひたすら作業。あと、少しで終了!というところで不具合発見。主担当に連絡。電話にでた彼はすでに帰宅済。 「え?それってどういうことですか?」 くそ、と

半分のフロランタン

いやぁ、仕事全然終わんない。土曜日にシステムの切替。日曜日は僕だけが出社して一部の部署のデータ移行。 事前に準備はしていたものの現場の要望であれやらこれやらと仕様変更をした部分の反映がされてなかった。もうわけわかんないから手動で修正。ひたすらチェック。 今日一日頑張ったところで焼け石に水だってことできりのいいところで切り上げて帰宅。ホテルまでの道のりをとぼとぼと歩く。 ご飯どうしようか。それほどお腹もすいてないしな。50m先に見えるコンビニに寄るのも面倒。昨日、パン屋さ

雨の出張

急遽の出張となった週末。金曜日は全国的に大雨の予報だった。新幹線途中で止まったりしないよな?なんて心配しつつも移動しないわけにはいかなかった。 新幹線動かないことも予測できただろうにどうしてわざわざ?なんて声も聞くが、そうせざるを得ない立場の人間だっているのだ。 僕は早朝から移動したので、さいわいにも新幹線が止まることはなかった。新幹線の窓に流れる大量の雨を眺めながら無事、出張先に着くことができた。 この週末をはさみ、来週月曜日には本番を迎えるシステムの立ち上げ。とりあ

出張の延長

連休前の出張ウィークは無事終了!とはならなかった。週末も出張先で過ごすことになった。土曜日は出勤。日曜日はお休みを頂けるよう。 ユーザに確認してもらいながら僕が修正をする。その繰り返し作業。言われた通りに直すのだが、なかなかうまくいかない。 直接打ち合わせのできなかった今までは課題表でのやり取りだった。それに比べると対面での作業の進み具合のなんと早いこと!このペースでどうにか今月中に完成させなければいけない。 で、日曜日は休みなので、ここではない少し離れた温泉街に宿を取

明日が来ない人

今週は出張。日曜日移動からの土曜日移動が定番だったが、今回はそこまですることはないかなと思い金曜日午後移動を予定している。それだけで少し気が楽。 とはいいつつ出張期間の方が労働時間は短かったりする。夕方は18時半までと制限があるからだ。いい制限じゃないか。 システム切り替え本番の6月まであと少し。自分自身のジョブは完了しているのだが、問題なのは僕以外。 他人をコントロールするというのは実に難しいんだなぁ。何度進捗を確認しても「今月中にはなんとかします」「今週中にはどうに

仕事の日々

忙しくなることはわかっていたからストレスにはなっていない。身構えていれば受け止めることはできる。 土曜日に出勤しても所定労働時間内なら残業扱いとなり代休を取得する必要はない。9時17時で仕事を終えると、今日は早く帰れる!なんて錯覚を起こしてしまう。 78時間までの残業であれば簡単な手続きだけで残業可能なので今月はそうした。というかそこまで仕事する気はなかったのだが、気がつけば一週間で残業が30時間を超えてしまった。ペース配分を考えないといけない。 基本、僕は家でダラダラ

安い男

僕にしては忙しい日々が続いている。今抱えているプロジェクトは来週、ピークのひとつを迎える。昨日の土曜日は出勤したし、今日、日曜日は出張の移動日。金曜日まで出張先で仕事をして土曜日に移動。13日連続勤務となる。 しかし疲労感はない。移動日は旅だと思って新幹線移動を楽しむようにしているし、日中は観劇などをする予定。 こんなバタバタとした日々が続いている中、ズボンがゆっくりとした裂音とともに破れた。ズボンは二着しか持っていない。もう一着も経年劣化の破れにより年末に買い替えたばか

後味が悪い

明日から出張。前泊しなければいけないので今日は移動日。本当は先週のはずだった出張は直前になって延期された。 「申し訳ございません。不具合が発生しまして、一週間の猶予を頂きたく」 申し訳ないといえば許されると思っているのだろう。不具合のままでは作業を進めることはできないし受け入れるしかない。 「当初の予定から一ヶ月遅れています。なぜこのような事態になったのか。原因と対策をご説明頂きたく」 今回ばかりは強めの対応をせざるを得ない。他の案件はともかくこの案件だけは必ず納期を

もう無理だからね

書くことはストレス発散になる。 もう無理だと思ったので今日は休みをとった。発端となったのは2日前の職場での騒音。 僕は大きな音がとても苦手だ。猛スピードで駆け抜けてゆく車の音には必ず耳をふさぐ。引き戸をバタン!と閉める音にはビクッ!となる。 今の職場は必要以上に大きな声でしゃべる人が多い。どうしてそこまで大きな声でしゃべらないといけないのだろう。エネルギーの無駄。ボリューム調整ができない人なのだろうか?迷惑になるということを考えていないのだろうか? まわりへの気遣いが

悪い人ではない

僕の会社では多くの人が昨日が仕事納めだったよう。僕は明日が仕事納め。 そんな年末にバタバタっとシステムトラブルが発生した。稼働して十数年のシステム。数時間ではあるもののはじめて全社的にシステム停止という事態になった。原因は未だ調査中。 とはいってもパッケージシステムだから、僕はベンダーにそのトラブルを調査してもらっているだけ。年内に解決ということになるだろうか? 来年の梅雨前頃に本稼働を迎えるシステムにも若干の不安がある。今まさにシステム導入作業をしていて、年末ギリギリ

我慢の限界

「自分ひとりだけで仕事ができたらどんなに気楽だろうなぁ」と思う。 自分からは全くアイデアを出してこないくせいに人が作ったシステムに文句をいう人がいる。 「こんなところに不具合がある」 「こんな使い勝手ではダメだ」 「このシステムは意味がない」 会議の中で僕が作ったものがいかにダメかということを威圧的かつ高圧的な態度でまくし立てる。 「具体的にどういうところに不具合がありますか?」と聞いても今は答えられないという。 「ではどういう仕様にすればいいですか?」と聞いて

プログラマーの戯言

C#、WPFという自分にとっては新しい言語でシステム開発をするようになったのは11月に入ってからのこと。C# もWPFも全くの素人。ずっとVBを基本にしてきたエセプログラマーです。 最近のうちの会社の方針は「自社開発は行わず、できるだけパッケージで対応すべし!」なので、基本的には自分でシステム開発をすることはなかったんですね。とはいいつつ、ちょっとしたシステム化はしたい。そんなときはVBAですね。VBAは素人に毛が生えれば、ちゃちゃっと作れますので、VBAで場をしのいでいた