本日の映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
連日投稿2日目ということで本日も書いていきます。
本日は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』という映画を観た。
舞台は第二次世界大戦のイギリス対ドイツが背景にあり、
ドイツが優勢といった状況である。
じゃあ、なんでドイツがイギリス相手に優勢であったのかというにも理由があって、当時ドイツは誰にも解読不可能と言われていた
「エニグマ」
という暗号を使っていたからだ。
エニグマとは、もともとドイツの電気技工士が開発したとされている暗号機で、1925年にドイツ軍が正式に軍事目的として使用することとなった。
そもそも「エニグマ」って何?どういう意味??って多くの人は捉えるだろう。
自分もエニグマという言葉は、アニメやゲームで聞いたことはあったのだけど、意味までは知らなかった。
そこで今回はエニグマという言葉の意味を調べてみた。
エニグマとは、
古代ギリシャ語でainigma(謎めいた言葉、なぞなぞ)という言葉がラテン語を経て西洋語で、enigma(謎、なぞなぞ、パズル)といった意味になった。
だから、ゲームとかアニメで使われているから、神話的な意味があるのかな?と思っていたけど、そんなことはなく、いたって普通の言葉であった。
映画の感想としては、
イギリスで戦況がピンチということでアラン・チューリングという天才数学者、戦況をどうにか打破するためにドイツ軍が使用するエニグマさえ解読すればいいのではないのか。という提案を軍事にしたのだけど、誰も解読したことがないからとか、軍部でもないただの大学教授が解読できるはずがないと言ってことごとく却下された。
何とか説得した末に短い期間且つ、少ない予算でエニグマを解読するマシンの発明や研究を始めた。
途方もない研究から、まったく進歩が見込めないと判断した軍部から、やめるように指示されたが、何とか研究を続けることができた。
その要因としては、仲間の力があったからだ。
軍部が来て研究が見込めないからと言って逮捕されかけたとき、
仲間たちが逮捕するならオレ達もしてくれ、と言ったからだ。
何が凄いかというと、このプロジェクトにはイギリスの暗号を解読を専門とする人たちが全員関わっていることで、もしその全員を逮捕してしまうとイギリスは暗号を解読して相手を攻略することは難しくなるということである。
チームを作るうえで、やっぱり自分よりも優れた人を加えていく必要があるし、信頼関係を築いていく必要があるということが改めてこのシーンを見て実感した。
そもそもなぜ、チューリングはマシンを作ろうと考えたのかというと、
人間よりも優れた脳を持つものに仕事をさせたほうが効率的だし、そもそもエニグマを解読するには何十年、何百年もの時間がかかるから、人間の計算速度では時間がかかりすぎる。
そこで、マシンを作ることになったのだけれど、
このマシンが後に大きな成果へと貢献することになり、
今普通に使っているパソコンができるきっかけとなったのがエニグマを解読する時に使用されたマシンが基礎となり、発明当初は周りの人から反対の意見や邪魔が入っていた。
何か大きな偉業を成し遂げようとする時、必ず反対派の意見も出てくるが、自分が信じたことをひたすらやり続ければ成果は現れるんではないかなと思う。
ところで、パソコンの話になるが、
多くの人は、パソコンの基礎はAppleⅡがパソコンの基礎だと思い込んでいる人は多い。
確かに、画面を見ながら文字を打つという点では当時の技術としては非常に画期的な商品であったものの、パソコンキットとしてはエニグマを解読したマシンが初代である。
このことから、パソコンの起源は軍事がきっかけで製作されたことが分かるし、当時の視点から考えると、パソコンはあってもなくても生活できたのだということわかる。
戦争映画などは多いが戦争の裏の背景などを映画にした作品はなかなか少ないので、勉強になるし、好奇心で調べたくなることから、こう言った映画が今後も増え続けたらいいなと願っている。
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