カプセルホテルの女③ 『短編小説』
仕事を終えてスターバックスコーヒーに立ち寄る。スタバは私のパワースポットだ。
疲れたときや、辛いときに行くと必ず元気になれる。
笑顔の店員さんに「お仕事帰りですか? お疲れ様です」と声をかけてもらい、思わず笑顔になる。
入口付近にある一人席が偶然空いたので、小一時間くらいボーっとする。
大分疲れが取れたところでカプセルホテルに行くと、アイはまだいなかった。
今日はもしかしたら自分一人なのかもしれない。
さっさとシャワーを浴びて戻ってくると、201番に灯りが点いている。