自宅で死ぬ(看取る)その③お金と時間
下世話かも知らんけど、1番肝心なこと。
誰に側にいて欲しい?誰のお世話を受けたい?
その誰かの健康状態は?介護力は?仕事は?時間は介護にどの程度当てられる?
そして、どのくらいの費用がかかっても良い?
こんな話しをはじめて訪問した時にして、確認することも多い。
時間とお金がどれくらいかけられるか?
誰がどのように時間がとれ、お金はどれくらいであればかけられるのか?
これ、むちゃくちゃ大切な事。時間もかけられん、お金もかけられんって言われると厳しいよね。
いったいひと月どれくらいかかるのか?って良く聞かれる。
これに関してはほんまその人・家族の収入によるから一概には言われへんから都度保険情報を確認するし、場合によっては使える制度が無いか役所に問い合わせを依頼したり。
なんで、お金の話しってガン末期のお看取りケースだけじゃなくどんな人でもわりかし最初に確認する。以外と関係性出来る前の方が事務的に聞けるからスムーズに教えてくれる。
なんの為に必要な情報なのか、必ず説明は必要やけどね!!
医療保険や介護保険は何割か?住んでる地域での助成がどのようになっているか?障害や難病で医療費の助成や減免がうけられないか?などによってかかる金額が異なるし、限度額適用したり、医療費控除したりで人によってかかる金額がまちまちだから、これはほんまそれぞれによく料金の説明を受けてください。そして、助成がきくものって基本申請主義なんで、役所の介護保険や健康保険の窓口、保険者にぜひ該当するものが無いか問い合わせてみて下さい。以外と該当する人おんねんなぁ。
お金は大事です。
時間がどのくらいかけられるのか?仕事しながら、育児しながら、はたまた、介護する側の状態によっては老老介護、認認介護なんてことも往々に。どの程度、誰が、何を、どのくらい出来るか、時間と量の見極めもすごい大切になんねんなぁ。うちな介護の為に離職するんはなるべくならせんでってよくいうてる。育児と違って先がみえないよね。介護が終わって仕事復帰しようと思っても中々元の仕事には戻られへん。それだったら続けてもろてた方が収入面でも安定するしね。
ただ、1人暮らしだからと言って家で死なないわけではないからね。何人も独居の人のお看取りもしてきた。この辺りの事はまた別の記事で。
時間とお金は必要です。愛する人達に看取られて亡くなりたい人。時間とお金はあったほうが良いです。ありすぎても相続云々とかで揉めて骨肉の争いっていうのも後味悪いけどね。
奥さんが何でもやってくれるって思ってる?嫁さんにやってもらいたいと思ってる?それなら元気なうちにしっかり時間とお金を使って大切にしておいた方がよいですよー。
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