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ベビーシッターで難しい、と感じること

子供を相手にする仕事は難しい。
年次が低いと、世界には自分しかいなかったり、自分と相手しかいなかったりする。こっちは、なまじ世界が広く見えているから行動の理由が理解できないこともある。

急に泣き出したり、怒り出したりすることもある。

ただ、最近はわからないからわかってやろう、とミッション感覚で探っていけるような心持になれているので、難しいことが面白かったりする。

しかし、楽しめるのにもキャパがある。
私の場合は、完全に動きを把握するのは1人が限度だ。

2人以上だと、予防ではなく対症療法になる。
集中力の減少が明らかに早い。

年齢に差があると、なおのこと難しくなってくる。同じような対応ではうまくいかない場合が多いからだ。

2人同時に見る

4歳以上の依頼がほとんどなので、遊びは基本的には一緒に行う。
私も全力で遊びに混じるので、普段同じくらいの年齢の子たちと遊ぶよりも遊びの質が高まるためか、かなりヒートアップする。

男の子を見ることがほとんどだが、多くの場合遊びは競争の要素を持つ。
こどもたちの実力が均衡していることはまれで、どっちか一方が勝ち続ける。

二人だけで遊ぶ場合はいいのであろうが、私が入ることによって、『勝ち負け』ではなく、順位が出てきてしまうのだ。

幼児の場合はこの事実を受け入れるのが難しい場合が多い。何度か悪い順位が続くと、突然感情が爆発するのだ。

競争を含む遊びをしているから、順位が付くのはしょうがないとは思いつつ泣かれたりすると遊びの流れが止まるので、どうすればよいのだろうかと毎度考えてしまうのだ。

遊ぶのは楽しい。競争する過程も好き。でも敗者になるのは嫌だ。

この感情をコントロールするのは難しい。特に2人だと。
個人的には、勝っているほうにワザと実力を出させないようにするというのはとても嫌だ。
「たまには勝たせてあげてね」と言ってくる保育者の気が知れなかった。馬鹿かと。

現状の対策

今のところの対策としては、『良い手を打ったらめっちゃ褒める』というのが一番効果がありそうである。

勝ったり負けたりすることに関しては、私からはあえて何もコメントをせず、どんなプレーをしてどこが良かったのかを遊びの中の会話でするように心がけている。

これによって、競争しているという事実から少し目を背けさせ、遊びが楽しいんだぞ!ということを意識させられるのではないかと考えている。

バチバチに効果的というわけでもないので、現役の保育士さんやベビーシッターの方にも話を聞いてみたいところである。

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