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平日1日でも半日授業だと定時退勤&自己研鑽が十分可能

 卒業式が終わり、3年生の生徒は学校に登校しなくなりました。

 3年生の授業を持っていた先生や担任の先生は、卒業後の3月の期間の働き方が大きく改善されました。

 3年生の授業を受け持っていた私は卒業式後、平日1日は午前しか授業がない日が生まれました。

 その結果働き方にゆとりが生まれ、日々を充実させることができています。

 


 まず、定時に帰ることができることです。

 勤務校の定時は17時ごろです。

 他の期間であれば17時に帰宅できる先生はほとんどいません。

 部活や生徒指導、授業準備、校務分掌などに追われているためです。

 3年生の卒業後は異なります。

 3年生の授業を持っていた先生は勤務時間内に校務分掌を全て終えたり、他学年の授業準備を空いた時間で行うことができたり、生徒とゆったりと話すなどゆとりを持って生活することができます。

 普段の授業数の8コマでもなくなるだけで大きなゆとりを生むことができます。

 その影響で生徒の日々の様子の変化に気がつけたり、生徒との会話の量が圧倒的に増えました。


 また、自己研鑽の時間を生むことができることです。

 他の先生の授業の様子を見にいくことができ、初任者研修や校内研修でしか見ることがなかった他の先生の授業へ参観し学べる時間ができます。

 学校の先生は日々学ぶ時間が少ないのが現状です。

 ゆとりが生まれることで自分自身に磨きをかける時間を作ることができます。

 教材研究を行い深く知識を持つことは先生自身の魅力にもつながります。

 自己研鑽をしている先生には多くの生徒が信頼を寄せます。

 その先生には魅力がありますから。

 


 学習指導要領には年35週として標準授業数が決められています。

 学習指導要領上で最低ラインが決められており、授業数が標準授業時数未満になることはよくないことですが、それ以上行う必要は制度上ありません。

 コロナの影響で休校が続いたにもかかわらず、勤務校では標準授業時数は余裕で達成しています。

 つまり、努力すればできたことをしなかっただけであることがわかった年になったのではないでしょうか。

 例えば、金曜日だけでも午前で生徒を帰宅させる取り組みを行うだけでも先生の働き方改革は自然と起き、教員の魅力が上がるのではないでしょうか。

 ぜひ少しゆとりをください!!

 

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