教員採用試験 集団面接(集団討論)対策③
教員採用試験集団面接(集団討論)の対策です。
集団面接(集団討論)は早めからの対策をお勧めしています。理由は別の記事にまとめましたのでそちらをご覧ください。
自治体によって集団面接(集団討論)の対策は変わってくると思いますが、少しでも参考になればと思います。
1.テーマ
いじめのない学校・学級にするために教師としてするべきことは何か?
いじめの問題は大津のいじめから大きく取り上げられることが多くなりましたね。実際、道徳の教科科など教育課程にも大きな変化をもたらしました。命に係わることなので、最重要な問題として取り上げられます。したがってこれからの面接でもいつ問われてもおかしくないということになります。
いじめは重大事態とされ現場にいると対応するのに非常に時間や労力がかかります。したがって教師になる前からいじめについて自分の考え方をきちんと持ち、冷静に毅然に対応できるようにしておけるシミュレーションをしておくとよいと思います。
2.全体像
いじめの問題は学校だけで解決していくことは難しいです。なので学校・地域・家庭(保護者)の3者が協力し合うことが必要であることを議論しなければなりません。
3.解説
いじめの問題で、「いじめのない・・・」とあったときに、まずグループの中で議論すべきは、「いじめのない」の解釈の一致です。
いじめを限りなくゼロにするのか確実にゼロにするのかという姿勢の違いで対応が変わってくるからです。
これの結論を言うと、限りなくゼロにするというスタンスで話していくのであれば、まず内容としてはよくないと思います。必ずゼロにするという確固たる思いを持って取り組まなくてはなりません。ここが基本ベースになってくるので必ずグループ全員の解釈を一致させましょう。
次に、視点の整理をします。学校・地域・家庭(保護者)の3者にまとめるとうまくいくと思います。学校としてどういう対応をするのか、地域に対して学校はどんなかかわりができるのか、保護者に対しては学校のいじめの対応と共通認識を持ち、指導の統一化を図っていかなくてはなりません。
最後に、学校だけや担任だけが取り組むだけでは、事前や事後のことなどの児童生徒の様子を把握することができません。だからこそ、その児童生徒に関わる全ての人の目で見守っていく姿勢が必要になってきます。
いじめは事後の対応がすごく大切です。終わったと思ってたのに裏で再発している可能性だってあるかもしれません。いじめがあって終わってから数か月は最低でも経過観察を丁寧に行い、その後の様子の確認を保護者とともにしていかなくてはなりません。
最後に、いじめは絶対にゼロにするという信念で話していけば間違いはないので、あとは具体的にどのような対応をしていくかということを議論しながら考えていけるといいと思います。
また、いじめ防止に関わる答申などは確実に読んでおく必要がありますね。
少しでもこの情報が役に立てれば幸いです。
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