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【教採対策】 個人面接答え方と解説 第3弾

 2つの県の教採を一発合格した現職の教員が教採の個人面接に答えるならこう答える!というものを載せていこうと思います。

 集団面接の対策もマガジンに載せてありますのでこちらも参考にしていただければ、より深い学びになると思います。集団面接の練習は個人面接でもすごく役に立ちました。質問に対して多角的な視点で物事見ることができるようになったからです。ぜひ、集団面接がないよという人も、集団面接対策にまとめた記事をご覧いただけると参考になるのではないかと思います。

過去の面接内容は下の第○弾から見れます。

第1弾    第2弾

質問が被っている場合がありますのでご了承ください。


⑴  理科のどの分野が得意ですか?また、なぜ好きなのですか?

 化学と物理が得意です。化学分野は色の変化が瞬時にあること、物理分野では身近な現象に結びついていることが多いので好きです。

[解説]

 単純に自分がなんで理科が好きなのか話すアイスブレイク的な質問です。そういった質問から全力で答える必要はありません。簡単に答え、テンポよく受け答えができればOKです。



⑵  どうして中学校なのか?高校や小学校ではない理由は何かあるのか? 

 中学校は必ず、みんなが通る道です。さらに、小学校にはない、教科担任制を取っており、自分の教科の魅力を伝えることもできます。高校ではレベル別になっており、ある程度同じくらいの学力などを持った集団になると思いますが、中学校ではバラバラです。そんないろいろな人がいるからこそ、新たな発見などが自分も生徒にとってもあると考えたので中学校の教師を志望しました。

[解説]

 それぞれの学校ごとにある特色と自分の求めていることが一致しているかが大切です。自分は、教科を教えたいこと、全員が通るところで魅力を少しでも伝えたいというおもいがあったので、中学校がベストです。人としての成長を見たいのなら小学校だし、より高度な学習で専門性を発揮したいのであれば高校といったように、自分の中でなぜ教師になりたいと思ったのかと、その校種があっているかを確かめるようにしておくといいと思います。



⑶  小・中・高の先生と比べてどんなところが似ていて、どんなところが違うと思うか?

 小学校と中学校は身近なものを扱う点で似ています。違うところは中学校は教科担任制なので、多くの生徒と触れ合うことになることです。高校は教科担任制ではあるものの、レベルが学校によって大きく差があり、身近なものから理論的な学習へと切り替わっていく印象があります。

[解説]

 この質問はそこまで深い理解や考えを聞く質問ではなく、面接官がここでの受け答えから次への質問を考えるための質問である印象でした。したがってそこまで考えず、思ったままを伝えることが大切です。あまり、ここで長く話すと、面接官としても違うところで聞きたいのに…と思ってしまうかもしれません。

 質問の内容によっては端的にテンポ良く答えていくことも大切になってくると思います。



⑷  あなたの性格のどこが教員に向いているか?

 2つあると考えます。1つ目は、いろいろなことに挑戦できることです。学生寮でリーダーとしてみんなを引っ張る役割をしたり、たくさんのアルバイトの経験など常により良いと思ったものにどんどん挑戦してきました。教員としても部活動指導や授業研究など様々なことに対して挑戦していくことができます。2つ目は、協調性があることです。寮での生活でたくさんの人と共同生活をしてきた中で価値観や考え方を認め合うことの大切さを学びました。教師としても価値観を認めていくことは必ず必要になっていくる力であると感じ、今後も生かしていけると考えます。以上の2つが教員に向いているところだと考えます。

[解説]

 どんなことでもポジティブに捉えることでプラスの魅力にすることができます。飽き性でもいろいろなことに取り組める意欲を持っているとも言い換えられるし、1つのことしかできないのであれば、1つのことに集中して取り組むことは誰にも負けないであったり、自分の短所は長所でもあることを知って、それを文章に書き出すことをすれば、きっと説得力のある文章ができると思います。自分は、すぐにスポーツなどの種類をコロコロ変える人でした。だけど、その反面いろいろなスポーツに詳しくなったし、楽しさも知っています。そんなふうに自分のできたことなどをもとに、自分の長所を探ってみるといくらでも言えると思います。

 どれにするか迷った時には、以前から話していますが、教育観や自分の軸などにきちんと沿っているのかなどを確認しましょう。それさえ間違えなければOKです。



⑸  大学時代一番打ち込んだことは何か?

 寮生活で、寮全体で行うイベントなどの企画や運営を1年生の頃から積極的に携わってきました。先輩と一緒に作業することや、自分が先輩になった時には後輩と一緒にイベントを盛り上げる工夫を最大限していきまし、成功へと導くことができました。ともに何かを作り上げる喜びや達成感を味わうことができ、また、困っている人がいるときの周りの人の支えの大切さなども学びました。

[解説]

 打ち込んだことは何か?と聞かれて、「コレこれです。」と答えるだけでは「で?」となってしまいます。実際には、「打ち込んだことはなんですか?どこで学んだことはなんですか?またはどうやって教員生活に生かしていきますか?」という隠れた質問があることに注意しましょう。

 したがって、自分の打ち込んだことがなんであれ、何を学んだのかをきちんと盛り込むことが必要です。多いのは、バイトやサークルなどではないでしょうか?ありきたりなのが嫌なのであれば、今からでもいいのでなにかやってみましょう。それをぜひ、教員で生かせるような話の構成にすることができれば、あなたの魅力が面接官に伝わると思います。



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