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【教採対策】 個人面接答え方と解説 第9弾

 2つの県の教採を一発合格した現職の教員が教採の個人面接に答えるならこう答える!というものを載せていこうと思います。

 集団面接の対策もマガジンに載せてありますのでこちらも参考にしていただければ、より深い学びになると思います。集団面接の練習は個人面接でもすごく役に立ちました。質問に対して多角的な視点で物事見ることができるようになったからです。ぜひ、集団面接がないよという人も、集団面接対策にまとめた記事をご覧いただければ、個人面接の参考になるのではないかと思います。

 また、個人面接の答え方に関しても他にもたくさん出していますので、ぜひご覧ください!


⑴ 教師になったら生徒に何を伝えたいですか?

 挑戦することの大切さを伝えたいです。生徒にはいろいろな可能性を秘めていると思っています。部活動でも係の仕事でも少し何か挑戦することで自分の可能性を広げるきっかけになると思うからです。だから挑戦することの大切さを伝えたいです。将来困難にぶつかったときにでも、何か違う方法はないか模索し、挑むことで乗り越えることができると思うからです。

[解説]

この質問は自分の教育観に関する質問だと思います。どんな生徒を育んでいきたいのかどんなことを意識して教育をしていくのか、そんな質問だと思います。私は、生徒には様々な可能性があると信じています。しかし自分の可能性に気がつかないまま学校生活を終えていくこともあると思います。この事はすごくもったいないことで、少しでも何かに挑戦してそこで学ぶことができたのであればきっと今後の生活の中や生き方にも大きな影響与えることができると思います。だからこそ生徒にはいろいろなことに挑戦することを大切にしてもらいたいと思っています。失敗することも成功することもどちらも大切であり行動したことでしか得られない多くのことがあります。挑戦せずに何も得られない学校生活を生徒に送ってほしくないので挑戦と言うことを大切にしてほしいと伝えていきたいと思っています。


⑵ 理科の能力向上のために何かしていることはありますか?

 大きく2つあります。1つは旅行などで多くの自然に触れることです。実際のものを見て自分が感動したことや思い出に残っていることなどを実体験をもとに紹介したり授業の中に取り入れることでより生活とつながった授業になると思っています。もう一つはボランティア等の現場の様子を見る機会があった時に発問の仕方などを学んでいます。どう発問したら生徒はどのように考えるのか、どのぐらいの理解になるのかなどを知ることで自分が教員になったときにすぐに活かせると考えています。

[解説]

この質問は、自分ががんばっていることなどを伝えるチャンスでもあるので、今頑張って取り組んでいることを理科の学習とうまく結びつけながら面接官にアピールできるといいなと思います。例えば旅行が好きなのであれば、自然やその観光地の魅力などがわかると思います。その魅力と理科の学習のどこか1つを結びつけることができれば説得力のある文章になると思います。また、現場に出てすぐに役に立つ理科の授業のスキルを身に付けるために自分はボランティアに行っていたのでその経験もアピールできると思い、答え方の中に入れました。アピールできる部分は積極的にアピールし、そのアピールした部分について深く質問をされても、きちんと答えられるだけの準備をしておくことが良いと思います。



⑶ 理科を学ぶことで社会に出て役に立つことは何だと思いますか?

 理科では根拠をもとに考えること規則を見いだすことデータを処理することなどを通して自分の考えを深めるため、社会に出た後に様々な問題に対して自ら考え課題を見出し解決していく力を身に付けることができると考えています。また様々なものの見方を学ぶことができ、日々の何気ない生活の中にも感動することができることです。

[解説]

理科で大切な事は、実験を通して得られた結果からどのようなことが言えるのかどういう規則性があるのかなどを自分なりに考え、相手に伝えるということが大切です。つまりそのことが理科で学ぶことができる力でもあり、社会に出てからも現状どのような課題があって、どのように解決できるのか、また解決した事がなぜ解決できたのか説明できないといけません。理科ではこのような論理的な思考方法を学ぶことが多いため、社会に出た後に役に立つことが多いと思います。理科での知識が直接社会に役にたつと言うよりは、その知識を獲得するまでに至った思考や表現の過程が社会に役立つスキルの1つになるということです。



⑷ 塾と学校の違いはなんですか?

身に付けたい学力の中身が違うと思います。塾は知識理解に特化した学習をし、学校では知識理解を活用しながら仲間と一緒に考えたりする中で、思考や表現の学力を身に付けることが違いです。だからこそ学校での授業では仲間と共に考え表現し合う活動を取り入れた授業をしていきたいと思っています。

[解説]

学習の中でも知識理解に特化した学習をして、テストで良い成績を取るために学習のテクニックを身に付けることを目的とした塾と、知識理解だけではなく思考や表現など様々な観点で学習を深めるのが学校であり、学力の中でも、大切にしている部分が異なると思います。だからこそ授業の中では、仲間と共に協力したりしながら課題に対して考えたり、どう表現することで相手に伝わりやすいかなどを考える活動を積極的に取り入れていかなければなりません。学校の授業で双方向性の授業が求められるのは、単に知識理解を深めるためだけではなく、学力の様々な要素を総合的に身につけさせていく必要があるからです。つまりそのことを意識しながら授業をしていくということが学校と塾の大きな違いです。

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