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12月4日:今週のアーユルヴェーダ養生

12月に入り、
外で食事する機会が増える方も多いと思います。

クリスマスに忘年会など、
この時期、昼・夜問わず、
外食が増えたり、
内輪の集まりでごちそうを食べたりと
予定も胃袋もパンパンになりがちです。

ひとりで過ごすのが好きという方も
この時期は、街中においしそうなものが並び
いつもは食べないようなものにも手がでて、
食べ過ぎることもあるのではと思います。

食事にスポットライトが当たる
この時期ですので、
今週も引き続き食事についてのお話です。

アーユルヴェーダでは、
何を食べるかも大事だけれど、
どのように食べるかを大事にすると
先週お話しました。

先週は腹八分目。

今週は、食べるタイミングです。

食事は一日三食の方がほとんどかと思います。
三食を食べる時間も大体決まっている場合が多いはずです。

例えば、
朝7:00頃朝食
昼食は12:00頃
夕食は19:00頃
など。

決まった時間に規則正しく食事をとることは
基本として、食生活の土台としては、悪くありません。

ただし、
これはあくまでもベースとなるものなので、
状況に応じて変更することも大切なのです。

例えば、
朝、お腹が空いていたので、
いつもよりたくさん食べた、
あるいは、
肉類など、消化に時間がかかりそうなものを食べた
とします。

お昼の12時になっても
お腹が空かない。

そんな時でも、
12時だからと食事を摂る。

そうすると、
夕方19時になっても
なんだかお腹が空かない。
けれども、
夕食の時間なんだからと食事する。

この流れによって、
先週もお話した、
消化されないままのものが
体内に残ってしまうということが起こります。

アーユルヴェーダでは消化の火ということを
とても大切に考えています。

アーユルヴェーダの消化の火には
色々な意味があるのですが、
専門的なお話は割愛して
とりあえずここでは、
胃の中の消化を助ける火と考えてください。

いつもの流れだと、
朝7時に食べたものは12時までに消化され、
12時に食べたものは夕食の19時までに消化されます。

ところが、
通常よりもずっと多い量の食べ物が胃に入ってくると、
消化しきるのに時間がかかります。

7時に大量に食べた、あるいは
消化に時間のかかりそうな重い食事を摂ったとします。
これ、休日の朝やホテルの朝食バイキングなどでおこりがちですよね。

火の勢いが通常モードだと
すっかり消化するのにいつもより時間がかかります。

12時
いつもなら朝の食事の消化が済んでいるはずが、
まだ、消化しきれなくて残っている。
なのに、そこに次の食事が投入される。

19時
朝の分の残留物とお昼の分とが重なって
さらに消化に時間がかかり、
この時間にまだお腹が空かない。
でも、
夕食なんだから食べなくちゃ、といって食べる。

次の朝、胃もたれしている
ということが起こることになります。

これが1回ならまだしも、
何日も繰り返されると
消化されずに残ったものが
積みあがっていきます。

それを回避するためには、
お腹が空いたのを確認してから食べる
です。

1回にとる食事の量を適切にコントロールできれば、
こういうことも起こりにくいのですが、
これからの季節、
外食やみんなで集まっての食事会などで
ついつい食べ過ぎること多いと思います。

そんな時は、次の食事の時に
お腹が空いているかどうか?を
自分自身に確認してみてください。

お腹が空いていないな、と感じたら、
次の食事の時間を少しずらしてみるとか
食事量を減らして調整してみてください。

お昼にいつもよりたくさん食べた、
あるいは、消化に時間のかかりそうなものを食べたなら、
夕食ではスープなど汁物だけにしてみるとか。
あるいはいつもより少し時間を遅らせて、
お腹の空きが確認できてからでもいいかもしれません。

夕食の場合は、
時間をずらしすぎることは、睡眠や代謝の関係で
あまりお勧めではありませんが。

さらに、
夕食にたくさん食べたのであれば、
次の日の朝はいつものような食事メニューではなく、
やはりスープや汁物など軽いものにしておくとか。

食事の内容や食事の量が変則的になりがちな12月は、
いつもとは違う臨機応変の対応が必要です。

時間だから食べるという固定概念は
ちょっと横に置いておいて、
お腹が空いているかどうかを確認して
次の食事で食べる量を調整する
あるいは、可能な範囲で
食事の時間を遅らせてみる。

そうすることで、
アーユルヴェーダで大切にしている
消化の火が守られ、
消化の火が正常に機能することが
日々の健康へとつながります。

お腹が空いてから食べる。
折角のクリスマスに年末年始です。
体調を崩すことなく、楽しく過ごすために
今週はちょっとそのことを頭の隅において
お過ごしください。

+++++
12月に入り、
そろそろ手帳を2024年版に交換した方も
いらっしゃるのではないかと思います。

多くの手帳が12月はじまりだと思います。
私も新しい手帳に変わりました。

11月中に12月の予定の移し変えと
来年の計画を。。。と思っていたのに、
気付けば12月。
どこかでまとまった時間を確保したいと
思っています。

今年も残り4週間です。
充実した2023年最後の4週間になりますように。

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