見出し画像

公園だもの・4月だもの 同じように感じる写真ではなくて

人のことは言えないし、そんなにたくさん見ているわけでもないのですが
ネットで見る写真が、とても同じように見えてくるのです。被写体や、カメラや、性別、年齢などが違ってもさらに言えば、プロとアマと違っても写真、作品と言ってもいいのですが同じような感じを受けています。

もちろん、私に写真を見る目がないことが大きいのですが、それでも、時代的なことなのかなあと思ったりしています。みなさん、上手くなりすぎたのではないでしょうか。フィルム写真の時代には、もっとハチャメチャな写真があったように思います。

こんなふうなことを言うのは、時代外れの昭和カメ爺のたわ言なのかも知れません。今は「写真」というより「デジタル画像」の時代なんですね。それで「RAWで撮りましょう、撮らないといけません」という意見が出てくるのだと思います。

画質、つまりデジタル画像としての質はJPEGではかないませんから。でも私はRAWの知識もなく撮ったこともありません。今のところその必要性を感じていません。JPEG画像でも自分の思う「写真」は撮れると考えているからなんですね。

大切なのはいかにして人とは違う写真へのアプローチをするかだと思っています。RAWで撮ること、高画質であること、高機能であること、高度なレタッチ技術があること・・・それらは自分の思う「写真」へのプロセスで要・不要を選べばいいのですし、重要度を決めればいいのではないでしょうか。

機材やソフトでは人との違いを見つけられないと思うのです。写真でポイントになるのは「どんな写真」を撮っているかではないでしょうか。ジャンクカメラでも、1万円のカメラでも「面白い写真」を撮れると思っています。そして、そんな写真を見たいし、自分でも撮りたいと思っています。

             (2024年4月中旬・東大阪市、花園中央公園)

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方