シンエヴァ 超ネタバレ本質感想
庵野は周囲のゴタゴタと、自分が起こした行動のせいで、アニメとオタクをダメにした責任背負い込んだせいで鬱になった
でも友情と、宮崎駿と、宇宙戦艦ヤマトから力を借りてエヴァ卒業!
だいたいの流れはこうでしたね。
もちろんトウジ達が生きてたことはストーリー的にはご都合ですが、これはシンジ=庵野であって
そう考えると古い友達が何だかんだで助けてくれるし気遣ってくれる。
そして落ち込んでる時こそ、仕事を通して生きる意味を見つけていく。というのはもちろん宮崎駿の「千と千尋の神隠し」のメインテーマだったわけで
そこから戦艦バトルは誰もが分かる通り74年版の「宇宙戦艦ヤマト」の死中に活。をその通りやり
「2001年宇宙の旅」のように超常的な空間でゲンドウとの戦いの中、シンジは大人へと進化し
最後はアニメであるエヴァという呪いにかかった自分とオタク達が、現実へと走り出していく。
というこれ以上ない最後のエヴァに仕上がっていて何度か泣いてしまいました
今は箇条書きで本質を
・加持さん=宮崎駿
・Qでは描けず、シンゴジラでは政府の立場だった3.11の被災者側を描けてる
・作戦開始後のドリル対ドリルはガイナックスvsカラー?
・アスカとマリが戦う無数の敵=エヴァフォロワーのバランスを崩したコンテンツ
・マリがシンジを連れていくところ、光の玉になるのウルトラマンすぎる
・これまでの庵野の好きな歪んだ女性像が消えてて良かった
・鬱で瀕死になってた人間が復活したときのパワーやばい。サイヤ人かよ
・サイヤ人でいうと、覚醒のバーゲンセール
・二号機の覚醒がダイダラボッチ、というかほとんどロボット要素ない
・旧劇的な要素を望んでる人たちへもしっかりサービス
・綾波が母性、アスカが絶対的な他者の象徴に対して、同じ本好きマリお姉さんがシンジの恋人。って結局年上なんかい!!
・ゲンドウの独白長くて最高、みんなこれを待ってた
・マヤがミサンドリーだけで終わってなくてホッとした
・アスカとくっつくのがケンスケって意外と上手い落とし所。14年経たせた意味はここの為かってぐらい
・桜もシンジ好きって急だけど、庵野の少女性と奥さんの影響で少女漫画的なみんなくっつくのの可能性は割とあると思います
・最後のBeautiful Worldはシンエヴァの後だとゲンドウの歌に聴けてボロボロ泣く
・まさかゲンドウとミサトさんが好きになるとは思わなかった。どちらも親の責任を果たして、エヴァの世界から現実へは来れなかったけど。それがいい
・急に出てきた渚司令と加持の2人組織は、ゲンドウと冬月の2人だけ組織と対応してる?
・煉獄から父と母によって優しく送り出され、生命の起源である海で再誕し、庵野の地元駅である宇部新川駅から現実世界へと旅立っていく
どこまでも庵野秀明という個人の物語であり
その個人によって、日本は90年代以降大きく変化してしまったという事実
庵野お疲れ様!
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