黄色い星から虹色の小鳥とやって来たという娘
人それぞれ、様々な価値観や信念があって、一人一人の現実はきっと全然違うもの。
だからこそ、人の話を聞くのは面白いな、、、と思います。
私の話が面白いかはわかりませんが、私の体験も、たった一つのオリジナル。
私にとっては真実です。
今日は、娘との出会いについて書いてみようと思います。(自分で産んだので、変な表現ですが、読んでいくと意味がわかると思います)
今、娘は20歳です。
私は、絵を描いて旅をして一生暮らしていきたいと思っていたので、子供を産むことは、その夢が叶わなくなることだと信じて、全く考えていませんでした。
考えていなかったと言うよりは、怖くて?考えたくありませんでした。
当時の夫も、私のそんな思いを知っていたので、それでいいと言っていました。
でも、私が31歳の頃、ある出来事が起こりました。
(ここから先は、全部本当の話ですが、目に見えない世界の話になります。)
毎日近くの海に散歩をしていた時のことです。そこには、海が見渡せる広い階段があって、そこに座るのが習慣になっていました。
ある日、いつものように海を眺めて、空を眺めて、穏やかな気分で座っていると、突然空の方から言われました。
「早く決めて」
言葉が聞こえたわけではないのですが、はっきりと伝わって来たのです。
そんなことは、初めてでした。
その時、私はびっくりしましたが、どうしたかと言うと、聞こえなかったふりをしました。
直感的に、その具体的な意味がわかったので、まずい!と思い、聞こえないふりをしたのです。今思えば、自分は自分のことを、全部深いところで知っていると言うことだと思います。
そして次の日、そんなことは忘れて、海にまたお散歩に行き、階段に座りました。すると再び聞こえました。
「どっちにするのか、今決めて」
そして私は、
落ち着かない気持ちになりましたが、また聞こえないふりをして、帰りました。
それが一週間ほど続いたと記憶していますが、私が耳を塞ぎ続けていたら、親友から電話がかかって来ました。
「ちほちゃん、嫌な気持ちにさせたらごめんね、でも、白昼夢を見てしまって、気になって仕方ないから電話しちゃったんだけど。。。。最近、子供のこととか考えたりした?産むつもりがないの知ってるから、ごめんね、こんな話。」
と言うのです。
そして、続けてこう言いました。
「海の階段のところでね、ちほちゃんが座っているんだけど、向こうの方から小さい子供が近づいて来て、ちほちゃんは腕を広げて抱っこするの。それでね、二人はね、言葉ではなくて、テレパシーみたいに心で会話しているんだよ。。。そんな白昼夢がはっきり見えたの。ごめんね。」
この彼女の「ごめんね」が、いかに私が「子供は産まない」と友人に強調して話していたかを物語っています。
それを聞いた後、私がどうしたかと言うと、また、聞いていないふり、、、と言うか、耳を塞ぎました。無理だもん。。。。と。
そうしたら、しばらくして今度は、心臓の手術をしたばかりの義理のおばあちゃんから電話がありました。
ペースメーカーを体に入れた直後です。
私のことをとても理解してくれて、気が合う大好きなおばあちゃんでした。
おばあちゃんは、いきなり前置きもなく、こう言いました。
「ちほちゃん、産みなさい。女の子、絶対後悔しないから!」
結婚して7〜8年経つ間、何も言わなかったのに、このタイミングで。
しかも「女の子」って、指定してる!?
ここまでくると、もう向き合うしかありません。
私が聞こえないふりをしても、親友と大好きなおばあちゃんの口まで使い、伝えてくる、相当賢いし、本気なのだな、この魂は。
今が、その子にとって、私を通して生まれてこれるか来れないかのタイミングなんだな、きっと私の記憶にないところで約束していたのかもしれない。。。
「決めるのは私。でもどうしよう」
もう聞こえないふりをしても無駄なので、当時の夫に思い切ってこの出来事を話してみることにしました。
そうすると、彼はこう言いました。
「うん、知っている。」
「生まれてこようと思っている子はいるね。でも、産みたくないんでしょ。無理することないよ。」
「おばあちゃん(このおばあちゃんとは、私の亡くなった祖母のこと)も、そのことを言っていた。生まれてきて大丈夫だよって。だから心配はないよ。でも嫌なのに無理するのは良くないでしょ。」と。
元夫は、その当時、時々瞑想中に、目に見えない存在とつながることがあったのです。亡くなったおばあちゃんと、その子について、話していたようです。
そして、それではまだ終わりませんでした。
今度は、私の思考を通して、イメージを送ってきました。
私が、小さい子と、一緒に絵を描いていたり、一緒に旅をしているイメージがどんどん湧いてくるのです。まるでマインドコントロール。笑
一ヶ月ほど経った頃には、なんだか、子供がいても、自分がしたいことをして、生きたいように生きられるのかもしれないと、感じるようになっていました。
あ〜大丈夫かもしれない
その私の声にならない思いが聞こえたのでしょう。
娘は、あっという間にやってきました。
しかも私が、小笠原にイルカと泳ぎに行く準備をして、一人で電車に乗った時に、めまいがして電車を降り、家に引き戻されるという、つわりの始まりで、娘がお腹の中にいるのを知りました。まさかこんなにすぐに来るとは!
その時に聞こえたのは、
「私が生まれてから一緒に行こう」と言う声。
残念で仕方なかった私ですが、娘としては、このタイミングを逃すことはできなかったのでしょう。
そして、その言葉の通り、娘が4歳の時に小笠原に一緒に行きました。
それからもう、彼女も10回以上、小笠原の父島に旅をして、イルカとも何度も泳いでいます。
こんなことがあったので、娘が言葉を話せるようになった時に、聞いてみました。
「スーちゃんは、そうとう生まれてきたかったみたいだけど、どこから来たの?」と。
するとこう答えました。
「きいろい ほしから、にじいろの ことりと いっしょに きたんだよ」
「その虹色の小鳥はどこに行ったの?」
「スーちゃんが、ママのところにきたら、かえったよ。またかえるときに むかえにくるよ」
「行き先は間違えてない?このお母さんで合ってる?」
「まちがっていないよ!!!」
そんな娘との出会いです。
そして、今20歳。
予定では、今頃ワーキングホリデーでオーストラリアに行っているはずだった娘ですが、パンデミックで行けなくなり、引き続き同じお店でバイトを続けています。
毎日たくさん話をします。
昨日は、最近友達と参加した、地球環境を守るマーチ の話をしてくれました。
娘曰く、「私は、いろいろ疑問が出てきちゃうんだよね、いい活動だし、楽しかったけど、、みんな、地球を守ろう!ゴミをなくそう!って言いながら歩いていたんだけどね、参加者の人の家を見てみたいなって。持ち物見てて思うんだけど、自分の家の中に物が溢れているんじゃないかなって、感じてしまう。エコバッグ持って、マイボトル持ってたら、出来てるってことじゃないと思うんだ。自分の生活がどうかってところ。。。そう言うことがいちいち気になっちゃって、モヤモヤしちゃった。動物愛護の活動している人が肉食べてるのも、なんかモヤモヤするの。みんな生き物なんだけど、、、って、思うんだけどね。何かがモヤモヤ。。。」
そんなことを話し続けて夜は更けていきました。
今、この地球に、生まれてきたかった娘。どんな人生を生きていくのか。。。
私の望みは何もないけど、幸せを感じて、好きなことをたくさんして、生まれてきてよかったよ〜!って笑って、いつか虹色の小鳥と帰っていけるようにね。
では、今日はこの辺で。
Thank you !
他のリンクはこちらから↓
わたしの本もよろしくお願いいたします↓
あなたにいただいた温かいサポートは、この先も絵本を作ったり、作詞をしたり、ヨガを教えることを続けていくために、クリエイターとしての活動費として大切に使わせていただきます!