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全日制高校に行く?

不登校&ホームスクーラーは、公立中学で公平に評価されることはない。

 別室でテストを受け全教科100点でも、成績は1〜2 (中学)。 グループワークや体験学習などの評価ができないからということらしい。
 かといって、教室以外にそれらを評価してもらえる場所もない。 残り4教科もやらずじまいで評価無し。 

 皆が内申点45点満点のところ、ホームスクーラーは最高でも10点。 学校に評価してもらおうと思うだけ〝がんばり損〟ということだ。 

 そんな時、『自己申告書』というものがある。
 「ホームスクーリングをしていたので評価がありません。高校では学ぶ意欲があるよ。」 みたいなことを書いて受験する高校に提出すれば、内申点が無いことについて配慮してくれるらしい。 本番の試験を頑張れば良い。 

 そんなわけなので、5教科をきちんと学んでいれば、進学先はそこまで狭まらない、と思う。
 とはいえ、5教科の習得は各家庭で自費でがんばってね、という現状。
 家庭の経済状況により、全く教科学習を学べない子もいるだろう。 

 公教育がこんなにも不平等で良いわけがない、よね・・・

 学校に行かなくても、あたりまえに学び続けることができれば、多くの子がやる気になるのにと思う。 

 でもそもそも、そこまでして全日制高校に行きたいだろうか?
 地方の高校などは、大学に比べ合理的配慮がないと言われている。

 HSP体質の子が全日制高校に行くことになった場合の困難を、思いつく順に挙げてみた。

 ⚫︎制服の質感、衛生面、スカート嫌い 
 ⚫︎朝7時の満員電車
 ⚫︎1日8時間以上の拘束
 ⚫︎学校側が決めたスケジュール通りの生活
 ⚫︎多人数学級編成、同年齢だけの集団
 ⚫︎コンクリートの無機質な校舎 

 高校生はこれが普通、なんだよね…。 

 オーマイガッ!
 これ全部嫌だからホームスクーラーしているんだったよ😅 

 ところで、 全日制高校目指さないなら、内申点を気にする必要はない。
 出席日数も気にする必要はない。 受験のためじゃなく、好きな勉強を好きなだけできる。
 全日制高校を進学先の選択肢に入れなければ、小中学生期間もばっちり自由ってことだ。 もし急に行きたくなった場合も、5教科さえきちんと自宅学習で履修できていたら、本番テストのみで行ける。

 小中学校と関わったり、小中学校に評価されることを求めなければ、自由。 やはり、ホームスクーラーならば学校と関わるべきではないのかもしれない。
 関わることで、色々メンタルがやられる出来事は多い。 (教育に対する価値観、信念が全く違う集団との会話はものすごく疲れる。主に保護者の苦労大。) 

 ・・・そんなことを考え中。 

 子どもが小学校低学年のころ希望していた学校環境を思い出してみた。

 ⚫︎木の校舎、周りに自然が多い環境
 ⚫︎1クラス7人くらいの少人数編成
 ⚫︎休み時間は本物の自由。学級遊びや全校遊びで潰さないで!
 ⚫︎自分のペースで勉強できる (得意なことはどんどん進められる。出来ない子は怒られるんじゃなくちゃんと教えてもらえる。) 

 これら全て叶わない環境だったため、体調を崩してホームスクーラーになった。 学校に行かないことで、とても元気になり、自宅学習が捗っている。

 きっと似たようなお子さんが全国各地にいるだろう。
 全くサポートされず無視され、家庭任せにされている子ども達がたくさんいるはずだ。 

 学校や公的機関は、何としてでも障害や凹の部分を発見したくてしょうがない。 休み時間を自由にしてほしいという訴えは、協調性の無さと捉えられている。

 ⚫︎つまらない事に耐えられなさすぎる
 ⚫︎やりたい事が多すぎる
 ⚫︎自分のアイデアで、何でも自分でやりたすぎる
 ⚫︎論理的すぎる、疑問を持ちすぎる
 ⚫︎不平等に気付きすぎる
 ⚫︎先々の事まで心配しすぎる、怖がりすぎる
 ⚫︎着心地、味、音、好き嫌いありすぎる
 ⚫︎友達と遊ぶのも好きだけど、それ以上に一人で集中したい事が多すぎる
 ⚫︎興味関心の幅が広過ぎる
 ⚫︎気になったことは今すぐに学びた過ぎる、せっかち

『創造的-過活動-繊細-自由人』

 こういう性質の子は、学校に居場所がない。 インクルーシブなど夢のまた夢。 

 学校に行きたくないといった時点で、授業を受ける権利は奪われる。
 そんな時、いつも真っ先に言われる言葉は、
 「学校には、勉強以外にも学ぶべき大切なことがある。」 

 いつもの常套句で、学習権はうやむやにされ、学習権の話などを持ち出す保護者は勉強にこだわり過ぎているかのように扱われる。 なんなら、そのせいで子どもが不登校になっているんじゃないの?といった視線も感じる。

 全然ちゃうんやけど…。

 居場所もなく、授業も受けさせてもらえない子ども達。  

 こういう性質の子ども達に必要な環境は、

 ⚫︎似ている子と会える場所
 ⚫︎深い会話、専門的な会話を一緒に楽しんでくれる偉そうじゃない大人
 ⚫︎学びたいことを学べて管理強制されない場所

 公的機関ではやはり無理なのか…。

 隣の岐阜市に、『岐阜市立草潤中学校』という不登校特例校がオープンしました。 これから詳しい情報を集めていきたいと思っています。 

 うちの地域はとても合理的配慮が行き届いた対応をしてもらっていますよ〜という方、いらっしゃればコメント欄で教えていただけたら嬉しいです。

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 オープンチャット管理人のミーです😊
 noteでは、小学4年生でホームスクールを始めることになった経緯、ホームスクールを始めてからのことを記録しています。(たまに脱線アリ) 

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