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イサム・ノグチ賞とThe Noguchi Museum

イサム・ノグチ賞は、革新性と優れた国際感覚、東西文化交流への貢献など、世界的な彫刻家イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)の精神を受け継ぐ芸術家やデザイナーに贈られる。-The Noguchi Museum(2020年、現在については、9/23により、再開される、メンバー予約、ただ、ニューヨーク・・)
その授賞式は、ニューヨークのノグチ美術館(The Noguchi Museum)で行われる。
そのノグチ美術館は1985年の開館で、アーティスト自身が存命中に、まずは自身の作品を展示するために設計してディレクションしたアメリカ合衆国での初の美術館だ。
  「イサム・ノグチ賞」の過去の受賞者には、ノーマン・フォスター(Norman Foster/UK-建築家-2014)、杉本博司(現代美術家 -2014)、ジャスパー・モリソン(Jasper Morrison,UK-プロダクトデザイナー-2015)、谷口吉生(建築家-2015)、安藤忠雄(建築家-2016)、エリン・ジマーマン(Elyn Zimmerman/アーティスト-2016)、千住博(日本画家-2017)、深澤直人(プロダクトデザイナー-2018)など・・。

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そして、2019年の「イサム・ノグチ賞」は、川久保玲氏(かわくぼ れい,1942-)は、「コム・デ・ギャルソン(*COMME DES GARCONS-CDG)/デザイナー」のファッションデザイナーの女性だ。
それは、初のファッション分野からの受賞だ。
ノグチ美術館は、川久保玲氏のその授賞理由は「川久保玲は、美やファッションに対する固定観念にあらがい、服に対する既成概念を打ち破ってきた。そしてイサム・ノグチと同様に、デザインとアートは本質的に異なるものだという考えに挑戦してきた」とする。
 川久保玲氏は、「COMME DES GARCONS」の創設者であり、セレクトショップのドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)の共同創設者である。川久保氏の仕事は、過去に何回か展覧会が開かれているが、その筆頭に挙げるべきは2017年に米メトロポリタン美術館で開催された「川久保玲/コム・デ・ギャルソン」特別展だろう。メトロポリタン美術館が存命のデザイナーを取り上げたのは、1983年のイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)以来、2人目だった事もあるのかも知れない。

そして、この企画されている、このニューヨークにある、The Noguchi Museumは、そこには、小さなスペースの庭もあり、最高の癒しの空間だ・・・その、わずかな庭から、京都の何必館(かしつかん)の極小スパース庭を思い出すかも知れない・・。

(註)*Comme des Garçons - 仏:少年のように

(追記)急に秋めいて参りました。連休の方もいらっると存じます。どうぞ、穏やかな1日になる事をお祈り致します。

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