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(今日の彫刻)Fulcrum :Richard Serra(1987)

Fulcrum (支柱):Richard Serra(1987)

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リチャード・セラによるフルクラム(1987)は、ブロードゲイト複合施設のリバプール・ストリート駅の西側の入り口に委託されたサイトスペシフィック彫刻(特定の場所に存在するために制作された作品)だ。
彫刻の高さは55フィート(16.8 m)で、表面に緑青を加えるために意図的に錆びた5枚のコルテン鋼(COR-TEN鋼-耐候性鋼:鋼表面に保護性錆を形成)のプレートで構成されている。
各プレートの重さは何トンもあるが、彫刻は自立型で、プレートが上部で互いに寄りかかっている。 そして、時間の経過と共にたるむように設計されているのだ。(それは、時間の経緯と共に、自然かも知れない)


その作者リチャード・セラは・・・
リチャード・セラ(Richard Serra,1938- /US-プロセスアート/彫刻・版画デッサン)

ミニマリストの彫刻で知られるが、その作品のサイズは、強大なものが多い。そのマテリアルは、風化した鋼板などだ・・・そして、21stには、規模の大きい表象を制作している。そして、そこには、大きな問題を抱え、提起している。

このリチャード・セラの流れは、「リチャード・セラとミニマリズム」に続きます。

#リチャード・セラ #現代彫刻 #耐候性鋼

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