クロード_モネ-_印象_日の出_

(前編)印象派とその流れ

(概略)
印象派(印象主義-impressionism)は、19世紀後半のフランスに発した絵画を中心とした芸術運動。従来の保守的な美術界から批判されながらも、独立した展覧会を開催することで、1870-1880年代には、広く認識される存在になった。この名称(印象派)はクロード・モネの作品”印象・日の出”(Fig.タイトル)に由来する。
オルセー美術館(印象派の殿堂)のそれだ。
そして、、
印象派の絵画の特徴:
1)筆致:小さく薄い作品も視覚で把握できる筆のストローク
2)屋外での制作
3)光の質の変化:空間と時間
4)対象の日常性
5)動き:知覚・経験値に訴える要素
6)アングルの斬新性
などが挙げられる。

文字での解釈では、その対象の形状にとらわれず、作者の印象をダイレクトに表現することになる。

ホイッスラー 白の少女 

                                  Fig.白の少女-ホイッスラー
その後、、印象派は新印象派(点描画法による色彩表現/フォルム)、ポスト印象派(便宜的には1880年代以降ゴッホ・セザンヌ他/また、日本では、後期印象派と訳された)、フォービズム(野獣派)、キュビズム(複数視点のイメージ構成/ピカソ他)の先駆けとなる。

ただ、複合的に、後世の学問体型から、美術史は、便宜的に後から語られるということだろう。
美術史の理論構成は、実に学際的であり、よくいわれる理系・文系以外にも多様な学問体系で発生し構成されている。



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