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Mary Quantとスウィンギング・ロンドン

マリー・クヮント (Mary Quant,CBE,1934- UK)
スウィンギング・ロンドン(Swinging London)を代表するデザイナーだ。
そして、ファッションブランド「Mary Quant」の名称でもある。
スウィンギング・ロンドンという、カルチャームーブメントを巻き起こしたとも言えるのかも知れない。それは、その少し前のカウンターカルチャー(対抗文化)からの流れだ・・

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(c)Mary Quant

略歴-Mary Quant
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジでイラストレーションやデザインを学び、
1955年、夫アレグザンダー・プランケット=グリーンと共に、キングス・ロード(King's Road/ロンドン チェルシー地区)に、「BAZAAR」(バザー)を開店した。(そして、関連事項として、スウィンギング・ロンドンの中心地は、カーナビー・ストリートだ)
また、そこでは、1958年頃から、ミニスカート(Miniskirts)をリリースしたが、それが大きなヒットなる。
その当時、 Queen誌は、マリー・クヮントをフィーチャーしたことで著名だ。

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そのMINIとは、クヮント自身が好んだ英国車「Mini」から採用している。
そして、次に、Mary Quantは、カラフルなデザインのタイツを考案した。
(註)それは、クリストバル・バレンシアガ(Cristóbal Balenciaga Eizaguirre, 1895-1972/ファッションデザイナー)に影響を受けているという。
そして、1960年代になると、ホットパンツや化粧品までを売り出して行った。
1957年、2号店(Knightsbridge)、その成功もあり、1962年には、アメリカに進出して行った。
1966年、化粧品のデザインも行い、MARY QUANT COSMETICSを発表する。
その1966年には、栄誉ある大英帝国勲章(英国王室第4等勲章:OBE)を受賞している。
1969年、Royal Designer for industry(RDI/英国王立芸術協会)に選ばれ、英国ファッションへの貢献が認められた。
日本国内での展開は、1971年3月からマリー・クワントコスメティックスジャパン(ライセンス会社)から、化粧品、そして、アパレルも1980年代に入ると販売している。(日本では125店舗の展開)
1988年、MINIのインダストリアルデザイン(内装デザイン)は著名だ。
現在では、その権利は、(株)マリー・クワントコスメチックスに行こされており、2012以降、本拠地はロンドンだが、上海まで広く展開されている。
1つのカルチャームーブメントに大きく関わった、マリー・クヮント女史は、現在(2020年)には、86歳になられる、いつまでもお元気でご活躍を頂きたいものだ。

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Mary Quant,CBE

この項目は、「イメージと文化」という視点のコラムで書いております。 そして、当時のスウィンギング・ロンドンという、カルチャームーブメントは、その少し前のカウンターカルチャー(対抗文化)が影響している。
この後には、英国のカウンターカルチャーとして、モッズ、ロッカーズを取り上げて参ります予定ですので。


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