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We'll Meet Againのヴェラ・リンが逝去された。

ヴェラ・リン(Dame Vera Lynn, 1917- 2020/UK)が、逝去された。
ボリス・ジョンソン首相は、ヴェラ・リンに敬意を表して、「彼女の魅力的で魔法のような声が、私たちの暗い時期に、私たちの国が高揚した。彼女の声は今後の世代の心を持ち上げるために生き続けるでしょう」と述べた。

この以下の記事を書いた時点(2020.5.20)では、ご健在でしたが、残念なことに、 2020年6月18日に逝去されました、103歳でした。英国の、また、世界中の人々に、その曲や、軍の恋人と言うより母性を感じる優しさで、励みと勇気を与えてくれた歌手です。そして、このWe'll Meet Againと言う楽曲は、戦争のために作られた曲ではなく、ミュージカル映画のための楽曲です。画像1

(註)ヴェラ・リンは、1917年3月20日、ロンドンで、配管工の父親と仕立て屋の母親のもとで生まれ、労働者のクラブで7歳の時には歌いはじめた。そして、第二次世界大戦中は、ヴェラ・リンは、戦地での慰問等で、民主主義のもと、励みと勇気を与えてくれた歌手だ。エンターテインメント業界を離れてからは、ヴェラ・リンは慈善活動を主に行っている、それは、元軍人、障害児、乳がん患者等々に幅広く及んでいる。
1969年-大英帝国勲章(OBE-オフィサー)に、1975年-大英帝国勲章(DBE-デイム・コマンダー)、それは「王立空軍協会およびその他の慈善団体への奉仕」による事も大きいだろう。また、2000年には、20世紀の民主主義の精神を最もよく例示した英国人(Brit)に選ばれた。

(追記)英国のいわゆる階級制度は、上流、中流、そして、労働者階級とに分かれることになる。その労働者階級に生まれた、ヴェラ・リンが、ついには、大英帝国勲章を受ける階級になるまでには、その苦難に耐え抜く正義感と、民主主義の意識のもとでの、多くの慈善活動の功績が讃えられたのだろう、ある意味、公平な社会なのだ・・深く、ご冥福をお祈り致します。拝

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