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女性作家ルイーズ・ブルジョワを考える

女性作家ルイーズ・ブルジョワを考える

ルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois, 1911 - 2010 /フランス系アメリカ人のアーティスト/彫刻とインスタレーション・アート)
パリ出身のアメリカのインスタレーション・アートの彫刻家であり、画家、版画家である。
そのテーマは、家事と家族、セクシュアリティと身体、死と無意識など、さまざまな事象を探求してきた。
(註)現在の学術的な評価では、母親の病と、乳母と浮気をした自己中心的な慈善家の父親を持ったルイーズ・ブルジョワの幼少期のトラウマが、若いブルジョアに強力な影響を与えたと指摘している。

Maman by Louise Bourgeois
Louise Bourgeois

Louise Bourgeois – 'I Transform Hate Into Love' | TateShots

略歴とアートアーク-Louise Bourgeois

1911年、パリの郊外でタペストリーの修理をする工房を経営する家庭で生まれ育つ。
その後、ソルボンヌ大学(パリ大学)で、数学と幾何学を学んだが美術の道を志す。エコール・デ・ボザールを含むいくつかの美術学校で学び、フェルナン・レジェ(Fernand Léger, 1881- 1955/フランスの画家)のアシスタントとなる。
1938年に、アメリカ人の美術史家ロバート・ゴールドウォーター(Robert Goldwater,1907-1973/アーティスト・アフリカ美術史・原始美術)と結婚し、ニューヨークに移住した。

Robert Goldwater, Louise Bourgeois

そのルイーズ・ブルジョワは、自身の少女時代からインスピレーションを受けたフェミニズム・アート作品が当初は多く、そして、抽象表現主義者と共に展示した、ルイーズ・ブルジョワの作品はシュルレアリスムや、いわゆるフェミニストの芸術と共通点が多い。
彼女は特定の芸術運動に正式に所属していない。

1982年、ルイーズ・ブルジョワが、71歳のときにニューヨーク近代美術館(MoMA)で回顧展が行われ、それから、再評価されるようになった。

Maman

Maman

1990年代は、巨大な蜘蛛を象ったブロンズ像 - Maman(ママン/おかあさん)を制作する。
この像には、様々なバージョンがあり、グッゲンハイム美術館、カナダ国立美術館、ビルバオ・グッゲンハイム美術館、テート・モダン、エルミタージュ美術館、サムスン美術館 Leeum、六本木ヒルズ森タワーなど、9か所に展示された。

「スパイダーは私の母への頌歌(しょうか/誉めた歌う)です」-Louise Bourgeois
「お母さんの姿は、少しも蜘蛛には、似ていなかったけれど、壊れたものを直すところが、同じでした。」-Louise Bourgeois

Louise Bourgeois

1993年、ヴェネツィア・ビエンナーレでは、アメリカ館で展示を行った。
1995年、ルイーズ・ブルジョワをドキュメンタリー映画が製作されている。
2010年5月31日、マンハッタンで没、心臓発作だった。

Louise Bourgeois

以下に、ランダムになりますが、ルイーズ・ブルジョワのアートワークに続きます。お時間の許す折に・・・

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