今日の経済11/28「ディズニー動画好発進、Netflixに挑む」
11/28日付日経新聞から
米国の動画配信市場が新たなフェーズに突入しています。ウォルト・ディズニーが今月12日に始めた独自の配信サービス「ディズニー+(プラス)」が早くも1千万人を突破しました。これによりディズニーの株価が前日比7%強上昇しており、マーケットの期待感が顕著に表れています。
コンテンツ産業は時代の象徴です。ラジオ、新聞、TV、その次が動画配信サービスによるサブスクリプションビジネスであることは間違いありません。この分野において先頭を走るNetflixは動画配信に集中投資することで、同業他社を引き離してきました。テレビのリモコンを見ればわかるように、各メーカーが競うようにNetflixをビジネスパートナーとして歓迎しています。ではウォルト・ディズニーはどうでしょうか。その圧倒的なコンテンツ量の蓄積とアニメという独自性からもともと世界中にファンが沢山存在します。ビジネスパートナーになりたい企業は世界中に数多いるはずで、どのような広がりを見せるのか楽しみな展開です。
今後、激化するであろう動画配信分野の競争も、本質的には「時間の奪い合い」です。いかに私たちの日常に溶け込むようなビジネスが展開されていくのか注目です。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52208960V11C19A1TJC000/