世田谷公園あーちすとウエダの紙芝居

世田谷公園のうんていのある児童公園で、毎週日曜日、紙芝居やってます。世田谷公園に通い始…

世田谷公園あーちすとウエダの紙芝居

世田谷公園のうんていのある児童公園で、毎週日曜日、紙芝居やってます。世田谷公園に通い始めてもう10年以上になります。音楽を使ったドラマチックな紙芝居で、子供たちに喜んでもらってます。 YouTubeにも上演を上げておりますので是非どうぞ。

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  • 紙芝居デリバリー・アーカイブ

    世田谷公園の紙芝居おじさんのいつもの紙芝居。コロナでなかなか公園で出来ないし、映像で子供たちに届けることにしました。音楽入りの大迫力の紙芝居ですよ!!

最近の記事

6/27(日)芥川龍之介「くもの糸」の紙芝居

6/27(日)は雨予報が天気になって、世田谷公園紙芝居やりました。予報が悪すぎて子供は少なかったですが、楽しく出来ました。 今回の演目は「ブレーメンの音楽隊」「くもの糸」「のっぺらぼう」 「ブレーメンの音楽隊」楽しく上演できる演目ですが、泥棒が逃げ出すクライマックスがちょと「わかりにくい」からか、毎回、子供たちの反応はあんまりよくないですね。なぜ泥棒たちが「オバケだ」と思ったかを説明する必要があるかな。むずかしいところです。 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」YouTubeをご覧いた

    • 世田谷公園紙芝居6/20「ハーメルンの笛吹き」

      6月13日と20日、世田谷公園紙芝居は、「長靴をはいた猫」「ハーメルンの笛吹き」「嵐の海の幽霊」の3本。 「長靴をはいた猫」は、とてもおなじみの有名なお話ですが、これがなかなかむずかしい。猫がいろいろ嘘をつき続けて、最後にはお姫様と結婚してしまう。フランスのエスプリ、みたいなお話は、幼稚園ぐらいの子供たちには、なかなか理解できない部分があります。テンポよくスピーディにお話を展開させつつ、猫のしゃべっていることが全部嘘であることも、その嘘がどんどん「粉屋の息子」を幸せにしてい

      • 5月30日(日)世田谷公園たくさんの子供たち

        久しぶりのNote投稿であります。 世田谷公園紙芝居は、毎週日曜日、やっております。 5月30日(日)は、11時スタート、15時終了で3公演。 小川未明の「月夜とめがね」ベトナム民話「バーコーの怪物退治」アンデルセンの「白鳥」の3演目。(リンクのYouTubeでご覧いただけます)。今回は長くて、3演目やると50分以上かかります。それを3回公演ですから、3時間近く紙芝居やるわけで、さすがに大変です!! 子供たちはたくさん集まって、とても熱心に見てくれました。毎回子供だけでも2

        • 宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」

          「紙芝居デリバリー」今回は、宮沢賢治の有名な「セロ弾きのゴーシュ」です。「セロ弾きのゴーシュ」の紙芝居はいろいろあるのですが、「巨匠」諸橋精光のこの紙芝居、表情豊かでいきいきとした、そして美しい絵が続き、宮沢賢治の世界をそのまま紙芝居に再現した、といっていい傑作です。 自身がチェロを弾いた、という宮沢賢治、このお話には、宮沢賢治のチェロへの思いが込められています。畑を耕しながら安物のチェロを弾く貧しく不器用なゴーシュが、夜な夜な遊びに来る動物たちとともに演奏することで成長し

        6/27(日)芥川龍之介「くもの糸」の紙芝居

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        • 紙芝居デリバリー・アーカイブ
          11本

        記事

          小川未明「月夜とめがね」紙芝居デリバリー

          紙芝居デリバリー、今回は、小川未明「月夜とめがね」。紙芝居の芸術家、諸橋精光の最新作で、小川未明の不思議なファンタジーを余すところなく視覚化しています。諸橋精光の名前をご存知の方は誰もいないと思いますが、もともとお坊さんでお寺で「仏教紙芝居」を始めたことがきっかけで紙芝居作家となり、その迫力ある、そして精細な絵は、「紙芝居芸術家」と呼ぶにふさわしいものです。 迫力ある絵を得意としていた彼の最新作は、とにかく美しい。諸橋精光の初期の作品からずっとレパートリーとしている私として

          小川未明「月夜とめがね」紙芝居デリバリー

          アンデルセン「すずの兵隊」紙芝居デリバリー続々登場!!

          今度の「紙芝居デリバリー」は、アンデルセンの「すずの兵隊」。片足の兵隊さんの純愛と悲劇、もうなんともアンデルセンらしいお話です。子供にはちょっと受けないかな、と思いきや、ちゃんと子供たち、お話についてきてくれて、楽しんで見ています。どれだけ内容についてわかっているのかはわかりませんが、印象に残っているといいな。 音楽は主にショパン。ショパンの初期の華麗でメランコリックな音楽が、この情熱的なお話にぴったりです。なにより、有名な「バラード第一番」この曲が使いたくて、この紙芝居を

          アンデルセン「すずの兵隊」紙芝居デリバリー続々登場!!

          いわさきちひろの「雪の女王」

          https://youtu.be/uJaYOFPD0c8 「紙芝居デリバリー」今回はアンデルセンの「雪の女王」。子供たちはみんな「アナと雪の女王」は知ってますから、このタイトルにみんな反応します。そのうえで、このお話が「アナと雪の女王」とは全然違うお話だけれど、元になったお話なんだよ、と説明してからお話をはじめます。 いわさきちひろの初期の絵で、いわさきちひろのパステル画は珍しく、貴重なものだと思います。わたしもパステル画家のはしくれで、紙芝居製作者ですので、パステルでこ

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          「悪魔の子」愛と救済の物語

          「紙芝居デリバリー」今回は、オリジナルストーリー。カジモド、メフィスト、マルガレーテ、ジークフリート、といった、オペラやミュージカルでおなじみのキャラクターの名前を借りて、「悪魔の子」を孕み、産み落としてしまった女性、「悪魔の子」を育てた男、そして悪魔の子としての葛藤に苦しむ主人公、といったおよそ子供向けの紙芝居とは思えない、重厚な「愛と救済」の物語です。 もともと、ミュージカルとして構想した物語と音楽なのですが、壮大なお話だけになかなか実現せず、紙芝居としてコンパクトにま

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          紙芝居デリバリー「アンデルセンの白鳥」

          まだまだやってます「紙芝居デリバリー」今回はアンデルセンの「野の白鳥」をアレンジした作品。絵と音楽はあーちすとウエダのオリジナルです。 アンデルセンの原作から、主人公のエリサと11人のお兄さまたちを「黒人」に、悪いお妃や、王さまの国の人たちを「白人」という設定に変更しています。エリサが理不尽にひどい目に合う原因を「肌の色」にすることによって、ストーリーをわかりやすく、また考えさせるものにしたい、という意図です。この「野の白鳥」がのちの「人魚ひめ」に昇華していきますから、エリ

          紙芝居デリバリー「アンデルセンの白鳥」

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          あーちすとウエダの紙芝居「鳥とエンドウ豆」

          紙芝居デリバリー、今回はブータン民話。 ブータンは民話の宝庫。 1960年代までは村には電気がなく、テレビもラジオもなく、語り部が村のお話会で語るお話が村人の最大の楽しみ。そんな中で民話は洗練されていったのでしょう。60年前まで民話がヴィヴッドに活きていた世界、それがブータンなのです。現代ではもちろん語り部は消滅し、ブータンのいきいきした民話がどれだけちゃんと保存されているか、心配です。 このお話も、涙が出るくらい美しいお話です。 絵も音楽もあーちすとウエダのオリジナルです。

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          あーちすとウエダの紙芝居「しあわせな木こり」

          家でモヤモヤしてる子供たちのための紙芝居デリバリー、どんどんやってます。 今度はダンスが好きな木こりの夫婦のお話。オジサンも踊ってます!! 子供たちに届くといいな。

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          紙芝居デリバリー「バーコーの怪物退治」

          「自粛疲れ」などという言葉もちらほら聞こえておりますが、いやいや、引きこもりも悪くないですよ。今まで出来なかったことがいろいろ出来る良い機会です。 でもそれは大人の話。子供は大変だよなぁ。公園もほとんど行けないんですから。そんな子供たちのための紙芝居デリバリー、今度はベトナム民話「バーコーの怪物退治」。人間を食べる恐ろしい怪物をやっつけるお話。「ヤマタノオロチ」と「猿かに合戦」を合わせたようなお話です。小さいお子さんでも楽しめるお話ですよ。 さて、ここからは、このお話をめ

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          紙芝居「やまんばと三枚のおふだ」

          世田谷公園の紙芝居おじさんの紙芝居デリバリー、第2弾は、いつも世田谷公園の子供たちに大人気のお話です。 ちょっとだけ怖いお話、子供たちはなにしろ怖い話が一番大好き、だからいつも、怖い話は一番最後のとっておき、で上演します。 怖いお話を身じろぎもせずに見た後、子供たち、口々に必ずなんて言うでしょうか? 「全然怖くなかった!!」 お楽しみください。

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          「紙芝居デリバリー」はじめました。

          世田谷公園で毎週日曜日に紙芝居、やってます。もう十年やってます。紙芝居は、最初は図書館で借りてきたものに、好きなクラッシック音楽を入れてやってましたが、そのうち、音楽を自分でパソコンで作るようになり、そのうち絵も自分で描くようになり、物語も自分で作るようになり、最新作は、お話も絵も音楽も全部、オリジナルになりました。 でも、オリジナルにはそんなにこだわってなくて、とにかく子供たちに楽しんでもらえることがすべて。子供たちが笑顔になってくれるのであれば、なんでもよいのです。紙芝

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