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夢で再現する世界

今朝、こんな夢を見ました。
僕は修学旅行で日本の遠いところに来てました。場所はちょっとわかりません。
地図を見ると、バスで1時間くらい走ったところに、インドとの国境がありました。なぜ日本の隣の国がインドなのかわかりません。ネパール、パキスタンもありました。
せっかくだからバス行きたいけど、パスポートを持ってないことに気づき、歩いていくことにしました。すると大きな川にぶつかり、立派な橋がかかっていました。夕日がとても綺麗で、橋は白銀の光を放っていました。
僕はゆっくりと橋を渡ります。国境まで向かうその橋の手すりに、リュックに入れていた人形を一体一体置いて行きました。
長い橋の手すりに無数の人形が光っていました。。
ーーー
そこで目が覚めました。
夢の内容からすると、最近読んでいた「天路の旅人」の道中に似ています。ただ僕は修学旅行だったので、ずいぶん軟弱でしたが(笑)。

リビングに上がり、ふと、壁に飾ってあった息子の絵が目に入りました。

息子の絵

本人いはく、「虹の橋にチョンマゲおじさんがたくさんいるところ」だそうです。一人だけ手がたくさんあるのは神様(たぶん千手観音)。数日前に描いていました。
その時は、変な絵を描くもんだと笑っていましたが、その絵の構図と、夢の構図がとても似ていたのです。
僕は、こう理解しました。

「息子の描いた絵を、自分自身の感性で再現するとあのような世界になるんだな」と。

つまり、先日の日記では、予知夢について書きましたが、今回は事前に見た絵を、自分で映画のように作り上げたのです。そして、大切なことを理解しようとしたのかもしれません。夢はそういう効果もあるんだなと。

すると、あの橋は虹の橋、つまりあの世に渡る橋なのか。だから幻想的な黄昏の光に包まれていた。
あの人形は、なんだろう。
こけしのような、命の供養の産物なのだろうか。

僕はこれから、天国のクジラの制作に取りかかります。この世からあの世につながる橋に、一体一体人形を置いていくようなものです。
祈りを込めて、丁寧に、いろんな表情の命たちをクジラの背中に描いていく、鎮魂と祈りの形。

天国のクジラ

黄昏の光に包まれながら、大きな川の流れは、二つの世界のはざまで流れていく。その水流こそ、インスピレーションの源なのか。

こうやって夢の力を借りずに、絵を見た瞬間に、パッと浮かび上がり、理解でたら、どんなに良いでしょう。
何かの景色や、何かの姿や、風や香りを感じた瞬間、今その時に、意味がわかれば、どれほど純粋なものに気づけるのでしょうね。

そんなことを思った夢の話でした。

おしまい。

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