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“女は役立たず”私が生まれる前に言われてた。「BOLD FLOWERS」series

私が生まれる直前、今から20年前、まだ私がお腹に居る時に祖父が(父方)「女は役立たず」なんて事を言っていたと母から聞きました。その場は凍りつき、親族が居たにも関わらず誰も何も言わなかったとか…(誰か反論しなきゃダメだろ)

それを知った私はショックでした。何というかやるせない気持ちになったし、その場に居た人たちにせめて反論して欲しかったな。と思って…

ドラマや映画なんかを観ても昔は特に跡継ぎが欲しい=男の子じゃなきゃ無意味だ。とかいう描写もあるし、祖父はやはり昔の人間だから男が欲しかったんかなと思ってみたり…でもそれって無いよなぁーって。


自分が生まれてくる前から役に立たないって言われてたという事は21世紀になったにも関わらず まだそういう性差別があるということだし、フェミニズムを描いたアメリカのドラマを見て影響を受け、私も最近女性の権利について凄く考えるようになりました。

“女性に禁止したことは女性が出来ることを示してもいる” 

↑こんな台詞をドラマで聞いてめっちゃ感化されたの。ほんと、その通りだなーと思って。


こんな体験を経て、大好きだった花というモチーフに女性としての自信を落とし込みたい!と思い、生まれた私の作品たち。


「女性は花として表現される」

よく、女性は花に例えられる。その美しさは一時的なもので歳をとるにつれて枯れていくとか、比喩されがちだ。

そして、可憐さや儚さが美しいと称えられる。野草においてはもっと最悪だ。昔からの日本人女性のように”奥ゆかしい”とか片隅で咲いてるとか、さりげない感じが良いとだとか…それを聞くたびに私は吐き気がする。

だからこそ 私の描く花は生命力に溢れ、枯れることを知らない。咲き続ける絶頂の瞬間を絵描いたり、写真に収めている。そのあと枯れるなんて思えないくらい圧倒的なエネルギーを見せつけたい。


最後に語弊のないように言いますが、現在 祖父は画家は売れないといいながらも今は応援してくれてはいます。だけど過去の発言は消えないので、私は祖父が生きている間に見返したいと思います(笑)

Mana Osawa



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