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【有料記事】曼荼羅ワークは自分の心を映す鏡であると理解した話

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今年初めて(通算で2回目)の有料記事。テーマは曼荼羅(マンダラ)をモチーフにしたパステルアート「曼荼羅ワーク」のワークセッションです。

一昨年に初めて「曼荼羅ワーク」の存在を知り、その体験イベントに参加しました。パステルアートは初体験でしたが、美術の素養もない私でも半日くらいで手軽に作ることができ、好きになりました。

昨年はコロナの影響でバタバタしてしまい、しばらく離れていましたが、久しぶりにワークセッションに参加できて、大変嬉しかったです。

一番に伝えたいことは「曼荼羅ワーク」が自分の心を写す鏡であること。それを改めて印象付ける、そんな時間となりました。

曼荼羅(マンダラ)の語源について

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本題に入る前に「曼荼羅(マンダラ)」という言葉について。仏教用語だということまではご存知の人も多いと思いますが、最近はデザインの面白さなどから、仏教以外のものにも応用されています。

曼荼羅の語源の「マンダラ」とは、もともとサンスクリット語で”まるいもの”という意味です。巷でささやかれているような「マンダラはサンスクリット語で本質や神髄」というよりも、単にシンボリックな図柄を表現しているようです。

日本には、平安時代に曼荼羅が伝えられました。空海が初めて持ち込んだとされています。もともと、曼荼羅は悟りを開く(修行)のために生まれた絵とも言われています。

この記事で紹介するのは「パステル」を利用した曼荼羅アートですが、これに近い当時の修行で「砂曼荼羅」があります。砂で描く曼荼羅アートのことで、チベットの僧侶らによっておよそ1週間かけて描かれたもの。無心に砂を落としていく作業は、精神を鍛える効果があったそうです。

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自らの心を写す鏡と書きましたが、心を鎮めることで自らに問いかける。そんな修行僧の姿を想像して、こう表現させていただきました。

曼荼羅の構造ですが、ベースは安定して描きやすい正方形や円が用いられます。ベースの図形を対称構造になるように配置していくことで、ひとつの大きな絵を作ります。単純な図形をつなぎ合わせる手法なので、特別な美術のセンスが必要ということもありません。

曼荼羅ワークは、ここに「パステル」という色の要素が加わります。色を選んで塗る作業は、自律神経を整える効果も期待できるので、カラーセラピーとしての側面もあります。

曼荼羅ワークに参加して

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本題の曼荼羅ワークのワークセッションの話です。写真の右にあるのが、今回制作したものです。

曼荼羅を描くことを通して、自らの心を落ち着けながら対話する。それが当時から変わることのない、曼荼羅を描く目的です。構造的に単純だけど、緻密で地道な作業です。パステルを選んで色を塗ることで、楽しみながらも無心になり、黙々と創作を進めます。

曼荼羅を描く際のポイントはいくつかあるので、書いておきます。

・制作前にテーマを決めてから描く。
・製作中は中心と対称構造を意識する。

・制作前にテーマを決めてから描く。

自分の心にアクセスするために、制作に取り掛かる前に自分が描きたいことを決めます。そこから、描く曼荼羅のイメージを膨らませます(制作を進めながらイメージをつけるでも良いです)。

・製作中は中心と対称構造を意識する。

パステルを削りながら、正方形状の白紙に色を配置します。その際に中心(自分の中心という意味をもつ)を意識します。この中心を始点にして、花開くように形を削り落としていきます。

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テーマの一例として。今回のワークセッションでは「自分軸」というテーマが設定されました。そこで、自分が周りから色々なものを吸収して、自分の色に変換して周りに発信することをイメージしました。

今回製作したものを次で説明したいと思います。

制作した曼荼羅アートのコンセプト

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左は一昨年に制作したもので、タイトルは「私が見たい世界」にしました。曼荼羅は中心(曼荼羅のタネ)を自分の核と考えます。感情のピンクと理性の青を混ぜることで、自分が思い描いている理想像(感情と理性をコントロールする自分の姿)を表現しました。

自然体をイメージした緑が、核となる感情と理性を包み込みます。自分らしさを象徴しています。ハートと月で作られた花が、全体をダイナミックに魅せています。

右は今回制作したもので、タイトルは「発進」にしました。自分軸ということで、外から知識なりスキルを取り込む様子を、四隅の灰色のラインで表現しました。これが普段の自分(理想像も含む)であるという意味を付け加えました。

本当は中心対称に作るつもりでしたが、少し右側に寄ってしまいました。そこで、少し前のめりに進んでいる様子を、金色の矢印も加えて表現しました。少し非対称な印象ですが、講師の方からは「斬新」と言っていただきました。

曼荼羅は自分の心を映す鏡。理想と現実のギャップを認識しながら、自らの望む姿を改めて認識することができました。

前の有料記事でも書きましたが、自分の深層心理を知ることが、私にとっての楽しみであるようです。

おわりに

通算2回目の有料記事(曼荼羅ワークのセッション)でした。今回は有料ながらも、全文を読んでいただける形にしました。

おうち時間として、落ち着いて自らの心とアクセスできる。そんな有効な時間になると思います。ぜひお試しいただけたら幸いです。

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