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個人事業と会社組織のあいだ

大きな目標・目的はほぼ一緒、そこへの行き方・日々の生き方は違うが常にシナジーが生まれている、そして経済的に成立している。

そんなチームを創れないだろうか。artect&を立ち上げた一番の理由はここにあります。

今まで15年間。

個人事業に近い弟子入りの形、小さな会社組織の形、大きな会社組織の形、契約社員の形、個人事業の形、会社経営者の形、、、一通り経験してきて

すごく簡単に言うと、

個人事業は全て自己責任だが、ゆえに独りよがりの狭い世界に陥りがちなため組織と比べ結果的な提供価値も低い到達点で終わる事が多い。

会社組織は独りよがりに陥らないで済むが大小はあれどどこかで他責が起こるのをぬぐい切れず、それを防ごうと自責を意識するも最終的な意思決定は経営責任者を差し置いてはできないという小さくて大きな矛盾。

これらは心構えや意識の持ちようだけではなかなか至らない、もっと大きく包括的な要素である「環境」と「社会的位置」だと感じました。

社会的位置は創り出すというよりは結果として認められ、必要とされ、現れるものなので、夢や理想だけでは届かない甘くない現実を乗り越えた先にある。であれば、まずは自分の意思やチーム単位でなんとかなりそうな「環境」を創れないだろうか。そんな事を日々考えています。

働く環境、働き方の環境、生き方の環境と考えて行った時に、

ワークライフバランス と ワークライフブレンド という言葉があります。

私はワークライフブレンド型なのですが、その言葉を知るまでは「生業」と表現しテーマにしてきました。

このことは、若い頃にある方に言われた言葉が起点になっています。その話を少し。

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私は福島県のコンビニもなかった田舎町育ちです。当時はインターネットも普及していなかったので明らかに情報弱者で、毎日同じ暮らしのルーティンという感覚でした。中学生になった頃くらいから、そんな環境が息苦しくて仕方なく、早く県外の大学に行ってこの環境を脱出したいと毎日のように思っていました。

外の世界というものが県内の中心市やテレビの中でしか感じられず、テレビの世界に強く憧れた時期もありました。

そのまま時は流れ思惑通り大学進学をきっかけに県外に脱出しました。そんなモチベーションですから大学の選び方も東京に近い所。笑

そこから、私の目指す業界での有名人や成功者、海外を飛び回るビジネスマン、すごく頭の良いコンサルタントなど、都市の街もそうですが出会う色んな人にカルチャーショックを受け続け、事実自分の世界が拡がっていきました。

ああなりたい、こうなりたい、あの人を超えてやる、、そんなモチベーションで社会に出て東京で働き始め、負けたくない一心で上司や同僚など目に映る人達よりもがむしゃらに量を働きました。今の時代ではとても公表できないような労働時間を自ら望みました。

それから数年後、地元に帰省した時にある農家の人にこんな事を言いました。

「なぜ毎日こんな効率の悪い事をやっているのですか?」

。。。ほんと、恥ずかしい限りですが当時の鼻息荒い若造は、農業を馬鹿にして質問したというか絡んだんですね。ただの迷惑な輩です。

それに対しその農家の方はこう返してくれました。

「理由なんてない。生きるために作っているだけだ」

恥ずかしい限りですが正直私はその時、何言われても論破してやる、私の方が高尚な人間だ、と思っていたのですが、何も言い返せませんでした。

なんていうか、私の方が向上心高くて強くて立派だと思って用意していた「理論」とは次元が違うというか、肩透かしをくらったというか、相手にならないというか。。

闘牛が赤いマントでヒラリとかわされたイメージです。笑

その時にはじめて自分の中で働くという事と生きるという事が一緒の次元になった感覚を覚えました。

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その後この言葉が頭から離れず、それから私は自分の場合に置き換えてこの言葉を考えるようになり、

働く環境≒働き方の環境≒人生の環境≒生き方

という価値観に至り、自分の仕事を創り、自分の職業を創り、artect&を創るに至りました。

話は飛びますが、昔から一夜漬けが苦手で。

普段不真面目ですが、テストや夏休みの宿題系は計画通り進める子供でした。

なぜ苦手だったかと言うと、蓄積されてない感じがして無駄な時間だと思っていたからです。

そんな考え方にも、ボーダーレスな生き方は合っていて。

仕事を仕事と思わず、遊びを遊びと思わず、勉強を勉強と思わず、、、

生きる事と学ぶ事が一体になれたらどんなにストレスフリーでどんなに効率的だろうかと。

生業という言葉にはそんな想いや目標を込めて使っています。

公私がボーダーレスが良いかどうかは好き嫌いの個々の価値観だとして、artect&では、個々の自己実現とチームワーク、チームシナジーがボーダーレスになり、かつ妄想でなく結果・成果にコミットする。

そんな社会価値と経済価値を提供していけたらと考えています。

共に共創・共考して頂ける方、ぜひお話ししたいです^^

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