【着物】2.着物箪笥の戸を開く

前置き

開かずの間を掃除し、着物箪笥を開けられる様になったアルトシエル。
しかし、着物箪笥は2棹あった。祖母の物と、母の物だ。
つまり、アルトシエル1人が必要とする以上に着物があるという事であり、着物の仕分け・修理または処分が必要である事を意味していた…

さて、どうする?(方法)

1.必要かつお氣にいりの着物と、そうでない着物を仕分ける。
着物を仕分ける為にも、床が綺麗に片付いた部屋が必要です。
畳紙(たとうし)に入っていても、長年仕舞われていた場合は危険です。カビ・シミで修復不可能レベルまで痛んでいる恐れがあります。
着物を畳むのは面倒ですが、1枚ずつ隅々まで確認しましょう。

この時、着物を着るのに必要な下着・小物一式があるとハッピーです。
サイズピッタリがベストですが、先ずは練習が必要です。
サイズがかけ離れている様でなければ、有り物を使いましょう。

また、痛みの激しい着物・普段着だったと思われる木綿の着物も出てくるでしょう。痛みの激しい着物は、呉服屋さんに見て貰ってから処分。
木綿の着物は、茶道には使えないので、日常で着るか処分です。
リサイクル屋さんに高く買って貰えると良いですね。

2.茶道に必要な、当座の着物一式を用意する。
先ずは、お茶の先生に着物の事を相談しましょう。それから、リサイクル屋さん等で裾よけ・肌襦袢・長襦袢・洗濯機で洗える着物・半幅帯・袴(余裕あれば枕・名古屋帯・帯揚げ・帯締め)を揃えると良いでしょう。お氣に入りが見つかると良いですね!

開かずの間の掃除は1年かかっています。その間に着物が必要な場面もありました。レンタルで賄えるなら勿論それで良いですが、茶会の開始時間と合わない事が殆どなので長襦袢と袴は買いました。二條流煎茶道は、茶会・師範代の試験に袴装備で参加可能です。

ところで、お茶の先生の考えと、お茶の先生を紹介した母の考えが混線したので、どうもアルトシエルは余計にお金を使ってしまった様です。
「人の紹介でお茶の先生と出会い、これまで着物を着た事がない人」は、
紹介者とその辺の事も擦り合わせておくと良かったかもしれません。

3.卸さんと繋がる。
次にする事は、自分に合った着物の作成、あるいは既存の着物の修理です。何処に行けば良いのでしょうか?
と言うのも、呉服屋さんにも卸が存在するからです。卸さんと繋がる事が出来れば、小売店仕様の高値で着物を買ったり修理したりしなくても良いのです。
(呉服屋で着物を買い、修理を見積もって貰った後で、卸さんに「うちなら半額で出来るけどなー」と言われたアルトシエルを想像して下さい。ものの見事にゼツボーグが沸くと思いませんか…?)
なので、自分に合った着物一式を作ったり、既存の着物を修理する前に、卸さんと繋がる必要があります。
もしかすると、お茶の先生が知っていらっしゃるかもしれません。
先ずはお茶の先生に相談し、ソレでダメならネットでしょうか。
大概は、お茶の先生が御存知だと思いますが…
この過程が一番重要である事が分かって頂ければ幸いです。

4.自分に合った着物の作成・既存の着物の修理
着物の作成自体は、呉服屋さんで出来ます。
気に入った反物と帯を選び、必要なサイズを測って貰います。
当たり前ですが着物は高価な物です。100万円単位の世界です。
この時、ほぼ確実にカードローンを組む事になると思います。
無理のない返済計画を立てて下さい。

着物と関連小物は手作業が多く高価なので、呉服屋さんは「買ってくれるかも?」と思ったら容赦なく宣伝タイムに突入します。ノイローゼにならない程度に利用して下さい。押されて買ってしまった時の為にも、クーリングオフ制度の有無を確認できると良いですね。

それでは、よい着物ライフを!

※着物を修理した事はまだないので、出来ましたら報告致します。

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