見出し画像

文系にとって製薬企業は群を抜く高待遇

製薬企業とコンサルファームの2業種しかサラリーマン経験のない私ですが、コンサルをしていると通信・金融・各種サービス業とインダストリーの中で多業種の方とお付き合いが出てきます。

色んな方達から待遇面の話を聞いてるうちに、改めて思うのは「製薬企業って本当に高待遇だよなぁ。」ということです。製薬企業もいま変革期なので、だよなぁからだったよなぁに変わっている部分もあるはずですが、それでもいまだに高待遇の業界であることに異論を唱える人はいないと思います🤔

いまだに親戚や知り合いから「子供の就職先にこの製薬企業はどうか?」と聞かれるので、転職や就活の参考にしてください。俗世間的な情報を端的に書いてます。モチベーションとかパイプラインがどうたらという話はしません。また、製薬企業でも主にMR(medical representative)という職種が中心の内容になりますが、研究、開発、生産の方にも該当する内容が含まれます。

以下、製薬企業が文系にとってコスパ最強である理由です。

新入社員の教育投資がすごい

画像2

大手製薬企業ではもれなく豪華な研修期間がつきます。特にMR資格取得が課せられている営業職は入社してから5ヶ月程度、ホテルに缶詰になります。(入社人数によっては会社の会議室にぶちこまれるだけ)

ホテル滞在中の宿泊費用、食費はもちろん会社負担です。生活費かかる固定費は通信費のみです。私の新人時代の製薬企業はリゾート地のホテルで研修をしてくれたため、ビュッフェがとても豪華で度が過ぎる食生活を送れていました。

当然、研修中といえど給料は普通に支払われます。それら諸々の費用を考えるとMRは1人あたり初年度で1000万くらいの教育費用をかけていたと算出できます。MR以外の職種の方は研修期間は2~4週間くらいなのでもっと安くなるでしょうが、それでも他業種に比べれば恵まれてると思います。

人材の初期投資を惜しまないところが製薬企業に就労するものにとって最大のストロングポイントかも☺️

先発品大手は基本年収1000万オーバーがデフォルト

画像3

年収1000万が一つのサラリーマンの夢基準とされていますが、大手製薬企業ではそれが当たり前でした。大体35歳くらいには到達してると思います。中央値もそんなに大きくはバラつかないはずです。ベンチャー系で一発あてているところはとんでもない金額ですが母数も少ないので全部は鵜呑みにできないです。

合併はしたけど、アレクシオンやセルジーンのように領域特化型の製薬企業は開示していないだけで年収はもっと良いはすです。

画像1

https://answers.ten-navi.com/pharmanews/21537/


自家用車を営業車に登録できる(維持費会社もち)

画像4

製薬企業の営業マン(MR)の特権です。

「自家用車を会社に貸し出してることにして営業していいよ。その代わりあらゆる補助を会社で出したげるね💖」

という会社にとっても、従業員にとっても、地球環境とっても大変よい制度があります。ハイブッドカーしかダメ、とか車両本体価格400万円まで、という規定があるメーカーもありますが、そのくらいです。

駐車場代、走行距離に応じたガソリン代と別途手当がつきます。すなわち維持費はほぼかかりません。むしろプラスになるケースもあるはず。東京都内で自家用車を持つとなったら、維持費だけで年間100万弱は必要。なんという高待遇....

ただ、この制度は企業にとって導入にバラつきがあります。

日当という非課税の天国

画像5

1日4〜5時間以上の外勤活動をしたら日当が支給されます。

大体相場は3000円前後です。営業(MR)はほぼ毎日外勤するので20日×3000円=6万円くらいが毎月支給されます。特筆すべきはこれが非課税という点です。高年収サラリーマンの最大の敵である税金をスルーできるのです。額面にしたら年収+100万円くらいになる福利厚生です。

家賃はほぼ無料

画像6

そのまんまです。エリアによって負担金額が違いますが、ほぼ無料です。たまに手出し数万あります。転勤族に許されし特権です。

持ち家制度というものもあり、自宅を購入したら月々の手当がでるという神が与えし制度がある場合も。🏠

移動はタクシー

画像7

会社の決算状況や経費の締め付けにもよりますが、私は躊躇なくタクシーで移動してました。精算時に書く理由「業務効率化のため or 時間逼迫のため」だけでした。コンサルファームでもタクシーはバンバン使っていたのですが、それはプロジェクトや役職に恵まれていたから。どうやら新入社員がこんなにタクシーに乗っていい業界はレアのようです。

得意先との付き合いも仕事とプライベートの境目が不明瞭になることも多いので地味にありがたい文化でした。

規制の緩い昔はタクシーチケットを束にして夜の街を徘徊できたそうです。コンプライアンスの厳しい今では流石にありません。

取得しやすい有給休暇

画像8

部署や担当施設にもよりますが、有給休暇をバンバンとれます。重要なポジションに就くと難しいですが、入社7〜8年目くらいまでは自由を謳歌できます。キラキラ製薬女子の夏は南の島のSNSでマウントとりまくりです。

外資系になると本社(本国)の従業員が先に休みをとるので、監視されることもなくなります。米国本社の製薬企業はクリスマス休暇もあります。12月15日くらいから「良いお年を!」といっている無邪気さが憎い👊。

促進されるテレワークスタイル

画像9

もともと「みなし労働」を基本スタイルとしている製薬企業が多いのでテレワークスタイルと相性の良い業界です。

こんな世の中ですので外資系のほとんどは「もう会社くんなや」というのが現状です。特に外人のカントリーマネージャーがびびってます。内資系はちょっとまだオフラインに拘ってると聞きます。コロナ禍が終わってもある程度このテレワークスタイルは継続されると思います☺️

まとめ、製薬企業の内定を一つとると心の余裕が違う

画像10

なんやかんやで製薬企業は基本年収が高い+額面200万くらい、かつ福利厚生や教育投資に富んでいるというところで、自分が知る限りは相当労働コスパの良い業界です。(もちろん一定水準の頭脳・体力・精神力が要されます)とりあえず新卒でも転職でも内定ひとつ取っておいてください。

今現在、就職人気の高い高待遇業界といえばコンサルファーム、ITあたりでしょうか。

ただ、コンサルファームは超有能集団が「精神と時の部屋」ごとく、長時間労働の消耗戦を行う魔界です。実力もハクもつきますが、コスパ最悪の業界です。寿命を削ってまで成長したくない人にはおすすめしません。

IT業界はエンジニア職でないと抜きん出た待遇にはなりにくいという理由から文系にはあまりおすすめしません。

そのため、文系で常識内の労働量で基本待遇がここまで良いのは製薬企業一択だと思います。人気のある製薬企業への採用基準は年々上がってると聞きますが、それ以上にリターンの大きい業界であることは間違いありません。

やりがいなど、属人性の高い項目は別として「現在の待遇」という絶対基準に関して一つのご参考にしてください。新卒カードを切るには先発品国内製薬企業は本当にいいと思いますよ(外資はいつでも転職できます)😁

最後までお読みいただきありがとうございました♫

KCC

画像11


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?