見出し画像

使うだけでは勿体ない。インテリアとしても素敵なガラス食器

素敵なものを目にすると、作品や作者の背景が知りたくなります。例えば、デザインが出来上がるまでの過程、作者の思い等です。ストーリーを知ることが出来れば、作品をより深く愛することが出来る気がするのです。

そんな事から、作家の方にお話を伺いブログに残すことにしました。

今回は、Salon de cocon代表 たかはし まゆこさんにお話を伺いました。目をひくカラーが特徴的なガラス食器やアクセサリーを作られています。私とまゆこさんの作品との出会いは、お料理の先生のFacebookを拝見した時でした。ポップな色合いの中にも上品さがあり、NYやParisからやってきたのかしらと錯覚してしまう程でした。

画像1

では、早速。。。

Q1.何故ガラスに興味を持たれたのでしょうか。

旅先や短期留学先のヨーロッパ各地の美術館や教会でステンドグラスに魅せられ、日本でも上野の美術館でアールヌーヴォー展を鑑賞した際にその美しさにとても感動しました。自分にもこんな作品作れるかなぁと思い、習い事として教室を探し体験入学をしたのがガラスを始めたきっかけです。最初は、ステンドグラスの平面のプレートや小さなランプ等の本当に簡単なパートからでした。最後には、テーブルや大きめのランプ等も作りました。テーブルは今でも愛用しています。ステンドグラスを始めて暫くしてから、ヒュージングという技法に出会います。そこから独自のデザインに繋がっていき、サロンを始めるきっかけとなりました。

画像6

Q2.デザインはどのように生まれるのでしょうか。

子供のころから色合わせが好きでした。塗り絵をしていると母から褒められたのが嬉しかったですね。お洋服、テーブルコーディネート全般において色が好きです。イメージコンサルティングやカラーコディネートの勉強もしました。自分ではアーティストという認識はなく、予めデッサンをするというよりは何となく「いいよね」という感覚で作っており、基本的には自分で欲しいものを作っています(笑)。デザイン(形)はあまり自己主張のないシンプルな物にしています。ガラスが焼きあがって完成と思わず、いかにお料理をのせて美味しそうに見えるかを意識しています。主役は作品ではなく、盛りつけられるお料理です。そんなこともあって、デザインは余りゴージャスにせず、種類も多くはないのです。デザインで変えていくというよりは、色で季節感を出して変化を持たせています。そして、もう一つ意識していることは、棚にしまい込まずインテリアとしても美しい食器であることです。

<和・洋どちらにも合います!>

画像3

画像4

サロンをオープンして今年で9年目だそうです。9年間一つのことを続けるということは、大変なご苦労もあったのではないでしょうか。しかしながら、まゆこさん曰く「大変な事もあるものの、楽しいことしかやっていないので、仕事という意識が余りないのです。この9年間、色々な方々と繋がることができ感謝しています。」とのこと。素晴らしいです。

<デザインがシンプルなので、どんなお洋服にも相性がいいのです>

画像5

画像6

私も、ピンクのお皿とアクセサリーを3種類持っています。お皿はアロマのボトルをのせておりインテリアとして飾っています。とても素敵なんです。

コロナの関係で夏に予定していた軽井沢の個展も中止となり残念ですが、次回の個展を楽しみに待ちたいと思います。

【個展等】三省堂書店(神保町本店) 『たかはしまゆこ がらす展』(2010年)/伊勢丹相模原店 『色を愉しむ 涼を愉しむ たかはしまゆこ がらす展』(2011年)伊勢丹/相模原店『ジャパニーズクリエイター ホワイト×カラー』(2012年)、その他テーブルウェア・フェスティバル、長野追分油や、浅草橋ルーサイトギャラリーにて展覧会開催



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?