はじめまして、こんにちは


自己紹介

 私は、人口10,000人以下のまちで学芸員をしています。専門は美術、、だったはずが、今となっては、産業史などにも携わっています。教育普及活動も日々取り組んでいます。
 あれこれする「雑芸員」という人もいるかもしれませんが、すべての物事は何かしら繋がっていて、大学での研究のようにアカデミックに物事を紐解こうとしないで仕事に取り組めば、自然とこうなるだろうと思います。学芸員ってなんだろう?といえば、その土地の風土や状況、ミュージアムの状況にあわせて動く「場所の伴走者」という感じな気がします。
 普段はFacebookを使って実名で色々と投稿したりしていたのですが、そのまちの学芸員として読まれるとなると、結構難しいことも多く、noteを使ってもっと気軽に言葉を発したいな、息抜きしたいな、という想いがあってはじめることにしました。
 私は30代・男です。まちには他に学芸員はいません。大学の頃から通ってきていたまちで、それが縁で移住してしまいました。すごく好きなまちですが、まちは人口減少・財政難で、課題も多いです。私が働いているところも、モロにその影響があります。
 果たしていつまで学芸員でいられるか、、ある日からフリーターにもなるかもしれないな、と思っているところです。

これから綴ること

 仕事のことからの気づき、個人的な気づき、人口減少していって、どれだけ工夫しても様々な歴史や文化が継承されないことを前にした独り言、そんなことを綴ることにします。
 多くの共感を得られないかもしれませんが、小さくかよわく、なんとか存在している資料がたくさんある中で、少しでも光を当てようともがく歩みに、ささやかでも寄り添ってくれる読者の方がいてくれたら嬉しいです。

ちいさく、「がーんばろっ!」

 多分世の中に、もっと辛くきつい労働をされている方、望まない環境にいる方、私の想像のつかない状況の方がいらっしゃって、何をのんきに綴ってんだよ!そんな金にならない学芸業務なんかしないでもっと働け!と言う方もいらっしゃる方もいるかもしれません。
 そうですよね、なんて贅沢なことをさせてもらってるんだろう、、自分。といつも考えます。そして同時に、自分の仕事は今を生きてる人だけでなく、過去に生きた人々、そしてまだ出会ったこともない人々にも届ける仕事だよ、他の人にできないのだから他の人の代わりにやるんだよ、と自分に小さくエールを送っています。学芸員は過去から託された資料を扱っている手前、そういう仕事の側面がありますよね。
 ちいさく、「がーんばろっ!」と日々唱えて、仕事に向かっています!


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