～お気に入りの1冊の香りを作る映画ver.～「アメリ」
毎月第三土曜日に開催している鎌倉デー。
昨日は梅雨まっただなかの雨の日となりました。雨音をBGMにセッションさせていただいたのは、
～お気に入りの1冊の香りを作る 映画ver.～「アメリ」
私も大好きな映画です！公開が今からもう20年前なんですね～。
「お気に入りの1冊の香りを作る」セッション。
最も大切にしている点は、物語から受けた感動を香りで再現するということです。
登場人物や好きなシーン、セリフなど、感想をどんどん語っていただきます。
普通の読書感想、映画感想などとちょっと違うのは、作品のイメージの色や温度、乾湿、軽さ重なさどをお聞きすることでしょうか。これらは、アロマブレンドの香りのテイストにつながるもので、精油の選択のヒントになります。
そして、作品の第一印象、テーマ、土台となる世界観を、精油の揮発度別のカテゴリーである、トップ、ミドル、ベースにそれぞれそれあてはめていき、構成を決め、物語の香りをデザインしていくというような手順です。
以上のことをふまえ、「お気に入りの1本、アメリ」について感想を語っていただきました！
今回のテーマは「トキメキ」
アメリが未来の恋人と初めて会ったときに、心臓がドックンと脈打つ場面があるのですが、あの感じを出したいとのリクエストをいただきました。
また、アメリの洋服やパリの木々から「赤と緑」のイメージが。空気も乾燥していてちょうどいい心地よさ。軽やかさです。
両親との関係から、うまく人付き合いができない彼女ですが、暮らしぶりは丁寧。手料理を作ったり、窓辺の植物の世話をしたり、生活を楽しむことを忘れない人でもあります。
「自分のハートとつながって人生を楽しむ」
そんなお話にもなりました。
～お気に入りの1冊の香りを作る映画ver.～「アメリ」ブレンド
・オレンジスウィート
・グレープフルーツ
・カルダモン
・スプルウスブラック
・イランイラン
・ローズウッド
・サンダルウッド
主題となるトキメキは、イランイランで。解放や自分らしさを肯定するきっかけとなるもの。
第一印象のトップノートは、楽しむことや軽やかさを柑橘系のオレンジ、グレープフルーツ、空想の世界から抜け出すアクションをおこすカルダモン。殻を破り希望の種が実を結ぶ。
赤と緑は第一チャクラと第四チャクラの色。ハートとつながって生きていく。木々の緑のスプルウスブラック、ローズウッド。サンダルウッドは、第一チャクラと、インスピレーションや夢をキーワードにもつ海王星にもつながる香り。
不器用で臆病だったアメリが、自分を解放していくことで、周りの人たちにも小さな変化をおこしていきます。
人生のほろ苦さとおかしみ。そして楽しむこと。そんなエスプリのきいた香りになりました。
今回のセッションをご利用いただいた、フランス式アロマライフを提案するたかしまもとこさん主催の「アメリの香りを作るワークショップ」が東京・国分寺で開催されます。
わたしもお手伝いで参加させていただきます。
アメリの世界をみなさまとご一緒できるのを楽しみにしております！
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