右脳と左脳を刺激する「言葉×香りのアロマセラピー」
「(文學アロマセラピーは)セラピーなんですね」
先日のPodcast番組「本屋ラジオ」に出演させていただいたときに、パーソナリティーの生田目さんがしてくださった質問のようなつぶやき。
当たり前のように「アロマセラピー」という言葉を使っているので、一瞬ハッとなりました。
私にとってはとても深い問いのひとつ。
番組内では、セッションでの「語ること」にフォーカスして説明させていただきましたが、やはり香り(精油)についても触れておきたいと思います。
アロマセラピーは芳香療法と訳されるように、薬用植物から抽出した精油と、嗅覚が大脳辺縁系に働きかける仕組みによって心身をサポートするものです。
ストレスや冷え、むくみ、肩こりといった体の不調別に香りを選んだことがある方も多いと思います。
一方で、嗅覚という五感のひとつを使うことで、アート的な要素からアプローチすることも可能な領域であるのが面白いところと言えます。
先日、海外ドラマをみていたら、超ストレスフルな弁護士の男性が睡眠療法を紹介されたはいいものの、あまり気乗りがせず、「こういったものは実は苦手なんです」とセラピストに告げたところ「分かります。これは療法ではなくアートなんですよ」と聞いて、少しハードルが下がったシーンがとても印象的でした。
香りをただ感じる、それを自由に表現する。
「いい香り」「好き」という感覚だけが頼りになるもので、そこに正解や間違いはありません。
言葉×香りのアロマセラピーは、言葉と思考で左脳を、精油と嗅覚で右脳を刺激する、そんなセラピーなのです。
たとえば、心身の心地よさは右脳と左脳のバランスによるところが大きいとか。
とかく現代に生きる私たちは左脳至上主義と言っても過言ではありませんが、「考える」と「感じる」を行き来しながら普段とは違うアクセスを自分自身にしてみる機会になるはずです。
その体験から何を受け取るかはみなそれぞれ。
百聞は一見に如かず
十人十色
熱烈歓迎
どうぞお試しあれ。
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