見出し画像

【レモン】”気分転換に柑橘の香”アロマ暮らし薬剤師の精油note

”レモン精油”のアロマ効果を活かす!こんな方にオススメ♬
✔ 柑橘系の香りの中でも、レモンが好き♬
✔ 香りで気分転換をしたい!

【更新】2024/4/14

こんにちは!
無印良品アロマ レモン精油も愛用する、
アロマを暮らしの片隅に置く薬剤師 ”あき” と申します。

すっきりとした香りのため、リフレッシュ目的で使われることが多いですが、臨床研究では鎮静効果を示すものもあり、わたしは、モヤっとする夜の芳香浴に使います♬

そこで、レモンのアロマ効果に興味が沸いた方に向けてまとめてみました!
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。




”レモン” アロマPROFILE


< レモン精油 >
揮発速度は速い!

香りが切れやすいため、
ゆっくり香る精油(ベースノート)とのブレンドが
オススメです♬
レモン精油はレモンの果皮から
採油されます。
レモンの香りの特徴成分は、
その他に数%含まれる「ゲラニアール」や「ネラール」。
メリッサ(レモンバーム)やレモングラス、リツエアクベバ(メイチャン)に
多く含まれています。

そして、
レモン精油に多く含まれる「リモネン」と「β-ピネン」は、
これら特徴成分をリフトアップし、
フレッシュな香りにまとめます。

このうち、
「リモネン」が含まれることで、
レモン精油は酸化しやすいという繊細なデメリットをもちます。
リモネンによる酸化は、
10~20週間以内ではっきりと認識されるようになり、
その酸化が始まると急速に進行するとのこと。

そのため、
冷蔵庫の中で、遮光瓶で密閉保管する必要があります。

また、
レモン精油にも柑橘系精油特有の光毒性はあり、注意が必要です。
ベルガモットほどではないですが、
フロクマリン類「ベルガプテン」を0.0001~0.0035%含むためです。
低リスクではありますが、
使用後12時間程度は、
お肌を紫外線にさらさないように注意が必要です。



”レモン精油” アロマ効果は?


”レモン” アロマ効果・用途
【こころ】
動揺の鎮静化、集中力アップ etc.
【お肌】血行促進による肌の血色改善 etc.
【身体】感染症予防、疲労感回復、冷え性やむくみの改善 etc.

参考:マリア・リス・バルチン著「アロマセラピーサイエンス」

レモン精油は、アロマテラピーにおいて、上記以外の用途・目的で使用されることもあります。
しかし、アロマ効果に関する科学的なエビデンスを立証する厳格な研究が行われていません。
そのため、効果・用途が有用であると判断するのは難しいです…。

それでも、こころの動揺を落ち着かせる鎮静作用については、検証された記述がありますのでご紹介します!

引用:マリア・リス・バルチン著「アロマセラピーサイエンス」

レモン精油には、過去の研究によって”鎮静効果”が期待できると示されています。
しかし、酸味のあるすっきりした香りのため、香らせるとリラックスというよりも、リフレッシュする感覚をおぼえる方も少なくないはずです。

鎮静効果・刺激効果どちらで感じるにせよ、このレモンの香りは、ストレスに縛られているこころを解放したいときにオススメと考えます。

< 参考書籍 >
\68種の精油について学術的視点から詳説!/


では、レモン精油を使うのに、不向きなタイプはあるのでしょうか…?


”レモン精油” 使用上の注意は?


レモン精油には光毒性があります。
そのため、お肌への使用直後12時間程度は、紫外線に当たらないようにしましょう!
光毒性については、下記noteにまとめています。気になる方はぜひご覧ください!

また、レモン精油は、d-リモネンを含むため傷みやすいです。
そのため、冷蔵庫の中で遮光容器に保管し、酸化を防ぐようにしましょう!

ちなみに、トリートメントオイルに使用する際の濃度の目安については…

【最大皮膚使用量:2.0%】

「植物油50mLあたり20滴」までの濃度です。

ただし、AEAJ(日本アロマ協会)では、身体にトリートメントオイルに使用できる濃度は1.0%(植物油50mLあたり10滴)と定めています。
1.0%を超える濃度でのご使用はお控えください。

それでは、お肌が強くないアロマを暮らしの片隅に置く薬剤師より…
より多くの方が香りの効果を楽しめる方法「お手軽芳香浴」と相性のいい精油をご紹介します!


”レモン精油”
アロマ効果を活かす!【お手軽芳香浴法】


レモン精油は、単独でも魅力ある香りですが、揮発速度が速く、香りが消えやすい欠点があります。
そこで、レモンより揮発速度の遅い精油とブレンドすると、より長く香らせることができます。
ちなみに、レモン精油は、ハーブ調・ウッディ調だけでなく、花精油でも”ラベンダー”や、シトラスフローラル調”ネロリ”とも香りの相性が良いです。

< レモン精油と相性抜群の香り >

まず、気分転換やすっきりしたい時は、レモンの香りのジューシーさをパワーアップさせる「レモングラス&フランキンセンス」とのブレンドがオススメです。
このブレンドの良さは、揮発速度の遅い精油”フランキンセンス”を入れることで香りが長続きすることです。
香りを楽しむ方法としては、布製品やペーパータオルに精油数滴を落とす芳香浴法もありますが、触れたものへの色移りやシミが心配なので、マグカップ芳香浴法(ブレンド割合1:1:1)がオススメです。

逆に、少しざわついた心を落ち着かせたいな…というときは、レモン精油に「ラベンダー」をブレンドしてみると良いです。
シトラスフローラルな香りが好きな方にもオススメです。
ちなみに、わたしは思考がモヤっとした夜に芳香浴して眠りにつきます♬
こちらも、香りを楽しむ方法としては、布製品やペーパータオルに精油数滴を落とす芳香浴法もありますが、触れたものへの色移りやシミが心配なので、マグカップ芳香浴法(ブレンド割合1:1)が良いかな…と思います。
マグカップ芳香浴法含め、お手軽芳香浴法は、下記リンクの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!

\あわせて参考に!/


”レモン精油”【まとめ】


すっきり柑橘「レモン」。
レモン精油は、柑橘系の中でも相性の良いものが多いため、使いやすい香りのひとつです。
前述の相性の良い香りには比較的高価なため入れませんでしたが、人気の花精油「ネロリ」も相性抜群です! 

ちなみに、この香りがオススメなタイプは…

✔ 柑橘系の香りの中でも、レモンが好き♬
✔ 香りで気分転換をしたい!

心当たりがある方は、ぜひこれを機に使ってみてはいかがでしょうか?

ただし、レモン精油は、ブレンドで使いやすい反面、トリートメントオイルにブレンドする際は”光毒性”に注意が必要です。
お肌に使用する際は、使用後12時間の外出は控えるようにしてください!


それでは、レモンの香りで、読者の皆様のQOL向上を願いまして…
この度も、最後までお読みいただきましてありがとうございました!!

\タップして【Instagram】へ!/

▼ アロマ暮らし薬剤師の【精油note】▼



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?