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【ラベンダー】”癒しハーブ調花香”アロマ暮らし薬剤師の精油note

”ラベンダー精油” アロマ効果を活かす!こんな方にオススメ♬
ハーブや花の香りが好き!
✔ 香りでゆっくり眠りたい♬

【更新】2024/5/20

こんにちは!
無印良品アロマ ラベンダー精油も愛用する、
アロマを暮らしの片隅に置く薬剤師 ”あき” と申します。

ラベンダーの香り自体が苦手な方も時折見かけますが、わたしは、趣味のブレンドによく使います。

この度は、ラベンダー精油の香りの魅力を、アロマテラピーインストラクター×アロマブレンドデザイナー保有薬剤師の視点からお伝えします。
ラベンダーの香りに興味がある方の参考になれば幸いです♬




”ラベンダー” アロマPROFILE


< ラベンダー精油 >
揮発速度はやや速め

そのため、ゆったり香る精油とのブレンドすると良いです♬
ラベンダーの癒しの核は
グリーンフローラルな「リナロール」。
鎮静効果の肝となる香り成分です。
ラベンダーの香りの主な成分は
「酢酸リナリル」と「リナロール」。

その香りに
フルーティーニュアンスが加わったのが
「酢酸リナリル」です。

「酢酸リナリル」「リナロール」は、
採油された地域によってバランスが異なり、
それにより香りにも違いが現れますが、
どの地域のラベンダー精油もリラックス効果のある香りです。

また、
特徴成分「ラバンジュロール」も調和して、
ラベンダー精油の香りを構成します。


”ラベンダー”
アロマ暮らし薬剤師の偏った⁉使い方


ラベンダーは、わたしにとっておやすみタイムのおともの香りです。
どっぷり眠りたい夜に、イランイラン精油とブレンドして眠りにつきます♬

このブレンドが心地よいと感じるかは個人差があるかと思いますが、ラベンダーの香りもイランイランの香りもどちらも好きな方は、試してみる価値があると考えます。

では、実際、アロマテラピーでは、これらの方法以外にどのような使い方がされているのでしょうか…?


”ラベンダー” アロマ効果は?


ラベンダー精油のアロマ効果・用途
【こころ】緊張・疲労感の緩和、感情の高ぶりの鎮静化、躁鬱状態の緩和 etc.
【お肌】ニキビの炎症、湿疹や乾癬の緩和 etc.
【身体】頭痛・(血圧低下による)高血圧・呼吸器系トラブルの緩和、感冒症状や感染症の症状軽減 etc.

参考:マリア・リス・バルチン著「アロマセラピーサイエンス」

ラベンダー精油は、アロマテラピーでは、主に上記の効果を期待して使われています。
しかし、科学的なエビデンスを立証する厳格な研究が行われていません。
そのため、医薬品のように、これらの効果が有用であると判断するのが難しく、日本では「雑貨」扱いになります。

ただし、心理的効果については、鳥居教授による過去の研究で、ラベンダーの香りは鎮静作用をもたらすというデータがあります。
この鎮静作用で、副交感神経を優位にさせ、気持ちの高ぶりを抑えたり、緊張感や疲労感を緩めてくれたりする可能性があるといわれています。

引用:マリア・リス・バルチン著「アロマセラピーサイエンス」

そのため、緊張でこころ疲れた日や、夜ゆっくりしたいときにオススメの香りといえます。

< 参考書籍 >
\68種の精油について学術的視点から詳説!/


では、ラベンダー精油を使うのに、不向きなタイプはあるのでしょうか…?


”ラベンダー精油” 使用上の注意とは?

ラベンダー精油の芳香浴を行うにあたって、禁忌の知見は特にありません。

トリートメントオイルに使用する際の濃度の目安については…

【最大皮膚使用量:0.1%】

引用:精油の安全性ガイド・第2版

1988年の調査で示された皮膚への有害反応を起こさない濃度が ”0.12%” で、
その値に基づき、最大皮膚使用量の上限は0.1%とされています。

この0.1%は、「植物油50mLあたり1滴」までの濃度です。
この数値を知り、『え⁉ 1滴って…少ないんでは⁉』と、最初疑ってしまいました。
これを機に確認すると、日本においては、パッチテストによる陽性率が高くなっているためか、高リスクの皮膚感作性があるとみなされているとのことです。
特に、トリートメントオイルをつくるときには注意が必要です。

それでは、お肌が強くないアロマを暮らしの片隅に置く薬剤師より…
より多くの方が香りの効果を楽しめる方法「お手軽芳香浴」と相性のいい精油をご紹介します!


”ラベンダー精油” アロマ効果を活かす!
【お手軽芳香浴法】


ラベンダー精油は、それだけでも魅力のある香りですが、そのフローラルハーブの香りをより長く堪能したいときは、ラベンダーよりも揮発速度が遅い甘めの精油をブレンドすると効果的です。

ラベンダーの場合、先に挙げたイランイラン精油も相性が良いですが、より長く香らせるには、サンダルウッド・インド精油がオススメです。
布製品やペーパータオルに精油数滴を落とす芳香浴法でも手軽ですが、マグカップ芳香浴法も香りを楽しむの充分効果的です。
いずれの方法も、ブレンド割合1:1から試してみると良いかと思います。
マグカップ芳香浴法含め、お手軽芳香浴法は、下記リンクの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!

\あわせて参考に!/


”ラベンダー精油”
アロマ効果とオススメタイプ【まとめ】


こころ癒す花の香り「ラベンダー」。
わたしにとってはブレンド欲も満たしてくれる香りです。
普段ブレンドするのをためらっちゃうような精油どうしもつなぐことができ、ブレンド初心者も扱いやすい精油です。

そして、この香りがオススメなのは、下記のタイプ!

✔ ハーブや花の香りが好き!
✔ 香りでゆっくり眠りたい♬

ちなみに、わたしは、おやすみタイムに使うことが多いです。
余談ですが、香りの持続時間を無視して柑橘系にシフトさせたい時は、ベルガモットをブレンドに使うこともあります♬

それでは最後に、参考本で締めます!


< 香り好き必見⁉ 目で香りを楽しむ参考本 >


最新4訂版 アロマテラピー図鑑
141種の精油の特長をコンパクトに解説!
アロマ初心者でもとっつきやすい内容です♬
Kindle版電子書籍、またはソフトカバー単行本、どちらのタイプでもAmazonにて購入可能です。 気になる方は、下記リンクよりぜひチェックしてみてください!


それでは、読者の皆様が、ラベンダーの香りのちからでリラックスできますように…。
この度は、最後までお読みいただきましてありがとうございました!

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▼ アロマを暮らしの片隅に置く薬剤師の【精油note】▼



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