突然視力を失ったりんご農家の嫁が語る夏暮らし
地球で、りんごを育ててます
『食べると癒される🍎りんご』
毎日暑い日が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日は、五輪久保の神々しいりんご🍎の木に魅せられて移住を決め、ただいま就農4年目の、ヒーリング🍎りんご農園岩波の「夏暮らし」のお話です。
東京で暮らしていた私たちが夏の旅行でたまたま通りかかった、五輪久保の神々しいりんご🍎の木々に魅せられて、移住を決めてから6年目の夏を過ごしています。
亨さんが小諸の農業大学での里親前研修中に、私が、大腸がんが発覚してまさかの手術、その後の抗がん剤治療と、思いもかけない大病をしたこともあり、亨さんは研修を1年で終了し、次の年から五輪久保で就農しています。
就農1年目は、私は町でアルバイトをしたり、花摘みを少し手伝ったり、収穫・梱包など出来る範囲でのお手伝いをしていました。
当時、サンパウロに住んでいた、「星の子どもとりんごの木」の絵本の、絵を担当した花房葉子さんとの出会いもあり、亨さんの発案で、サンパウロの子供たちや立科町の子供たち、東京に住む友人の子供たちにもりんご🍎の木に名前をつけてもらい、絵を描いてもらいました。
私も、その絵をりんご🍎の木に掲げるなど、お手伝いをしました。
凍霜害などもあり、なかなか大変な就農1年目でしたが、無事収穫を終えて2年目に突入した春、3月に、私は家でつまづき、転倒した途端に目が見えなくなってしまいました。
救急車で運ばれ、6回もの手術を繰り返しましたが、視力は戻らず、光がわかる程度の視力で暮らしています。
私にはぶどう膜炎という持病があり、14才から発症しすでに40年以上この病気と共に暮らしています。
高校生の時に大きな炎症で左目の視力を失っていましたが、右目の矯正視力が出ていた事もあり、普段の生活にはあまり問題がなかったのですが、突然の失明に世界が一変してしまいました。
ぶどう膜炎の事や、今の見えている世界の事は、今までも少しずつnoteに書いていますので、もしご興味があったら、そちらもご参照ください。
視力を失ったことで、りんご🍎農園のお手伝いはほとんどできなくなりました。
ただ、ご飯を作ったりお弁当を作ったりすることはできるので、私のとても重要な役割と捉え、毎日のご飯づくりを楽しんでいます。
先日亨さんが、目が見えてた時とあまり変わらないと言っていましたが、料理の味については前より優っていると言うので、見えないながらも使える感覚を研ぎ澄まし、こんな風にご飯を作っているよ、なんていうお話をして行きたいと思っています。
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創作大賞は終わりましたが、りんご🍎に寄り添いながら暮らす、季節のレシピを書いて行けたらと思っております。
お盆前でスーパーも大混雑の立科町ですが、暑さをしのぐ気持ちよいご飯を作るように心がける毎日です。
先日直売所の菜ないろ畑で、大変おいしいトウモロコシを頂きました。
少し水分が多めで、あまり甘すぎない立派なトウモロコシで大変おいしかったです。
品種改良が進んで甘いトウモロコシもおいしいけれど、この、昭和を思い出す何ともやさしいトウモロコシに、魅せられております。
今日も暑いので、ゆかりや野菜、ごまや何かお魚など混ぜて、変わり寿司を作ってみようかなと思っています💕
アロマセラピストの寿巳ちゃん、ご主人の亨さんと立科町へ移住、りんご農園を就農したのち、ケガで突然見えなくなってしまいました。 作業や生活に制限がある中、驚くほどのバイタリティで発信しています! よろしければサポートお願いします😊(編者記)