第1話 嗅覚をハックする

（読了2分半：1,900字）

プロローグ

あなたはどんな香りの中で生活していますか？

目的をもって香りを使っていますか？

多くの人は「好きな香り」「良い香り」といった感覚、印象に基づいてアロマなどの香り製品を購入し、寝室、バスルーム、デスク、玄関などに置いて、自分だけの空間づくりを楽しんでいるのではないか。

素晴らしい使い方である。全くもって否定のしようもない。

ただ一つだけ言わせてほしい。
"香り"の機能を理解して、適切なタイミングで使うと、あなたの能力/生産性を十二分に引き出すことができるかもしれないのだ。

どういうことか？いきなりだが、フランスの話をする。
フランスでは“メディカルアロマセラピー”としてアロマが医療に使われており、その健康面への機能的効果を高く評価されている。
アロマオイル(精油)は、日本では「雑貨」として扱われるが、フランスでは医師によって処方される「医薬品」なのだ。医師の指示のもとに内服されたり、創傷部位に塗布されたりしている。
（この記事がフランスのアロマ事情に詳しい→URL）

まさかのまさかである。繰り返しになるが、日本では雑貨屋さんで食器、アクセサリーなど他の雑貨と等しく扱われるあの香る液体が、フランスでは医薬品だ。

調べてみると、香りは脳に直接働きかけて、香りごとに特有の効果（集中力向上、ストレス軽減など）をもたらすという。効果が出るまでの時間はなんと0.2秒！

五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが「嗅覚」です。
香りの分子を嗅覚がキャッチすると、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経系をつかさどる「視床下部」にその情報が伝わり、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えます。
（公益社団法人 日本アロマ環境協会ホームページより）

いろいろな香りを試せば試すほど、その魅力に感動し、その奥深さにずぶずぶと沈み込んでいった。

例えば、最近では仕事を始めるタイミングで、ローズマリーのアロマに、レモングラスのアロマを混ぜて香るようにしている。すると、没頭感がすごい。どこまでも仕事に沈み込んでいく感覚がある。
また、眠れない夜にはラベンダーを香ると、泥のようによく眠れる。
※個人の感想です

どうやらこれまで香り/アロマの真の力を見誤っていたのかもしれない。そう思うと同時に、多くの日本人が同様に、その効果を知らず、恩恵を享受できていない状態にあると思った。

嗅覚をハック！"効くアロマ"プロジェクト始動！

感覚的だが、既存のアロマ製品のメインターゲットは女性なのではないか。また、彼女たちはアロマの効果効能を知らないがために、集中したい場面で眠気を誘うアロマを、リラックスしたい場面で脳がバキバキに冴え渡るアロマを使ってしまっているかもしれない。こんなにも悲しいことはあるだろうか。

そして、「アロマは女性のもの」というぼんやりとした認知が、男性がアロマに手を伸ばすことを阻んでいる側面もあると思っている。（もちろん、男性がアロマを使っているのも知っている）

あれこれと思いを巡らせているうちに、最終的に一つの答えに至った。
アロマの持つ機能的効果について客観的かつ定量的データを取得することで、アロマの良い香りを残しながらも、機能で選ぶ“効くアロマ”を開発できないか。そうすれば、これまでアロマを手に取ることのなかった人を含め、多くの人々がアロマの効果を重視して使うキッカケとなり、その結果、彼ら彼女らの生活の質の向上に寄与できるのでは無いだろうか。
※とはいえあくまで「雑貨」として販売予定

そこから、奮闘の日々が始まった。（現在、商品開発中！）

編集後記

このnoteでは、ものづくりビジネス初心者が、アロマ商品開発、事業とどのように向き合い、奮闘していくかをほぼ週刊で綴っていきます。
ぜひ温かく見守ってください。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

■あなたの香りエピソードは？
あなたの香りにまつわるエピソードを教えてください。たくさんの素敵なエピソードが集まったらシェアさせてください。
https://forms.gle/EDNUYaWhV1cGaYTC8

■Facebookページ
noteの更新報告、細かな情報共有などなどしていきます！登録お願いします！
https://www.facebook.com/AromaHuman/

■Twitter
noteの更新報告、アロマの豆知識、開発進捗などつぶやきます！
フォローお願いします！（2020/10/24時点：フォロワー1人）
https://twitter.com/aroma_products

■Instagram
まだやっていません！どなたか詳しい方教えて下さい！