注意欠陥・多動性障害(ADD、ADHD)の姿勢や身体の問題。臨床研究等から、対処方法をみる③
今回は、ADD、ADHDと発達性協調運動障害の関係性と回復、治療のためのトレーニングのお話をしたいと思います。🧐
ADHDと発達性協調運動障害の関係
1999年頃にギルバーグという人がADHDの男の子を対象に、運動能力の検査を行いました。
その結果、子ども達の半数以上に発達性協調運動障害と運動能力の低さが併発していることが分かりました。
その後、海外で発展した研究が2008年に行われ、発達性協調運動障害の悪影響は、青年期にまで繋がっていることが分かりました。
簡単な説明ですが、この様に長期間にわたり、影響が出ることが判明しました。
近年、日本で行われているトレーニングを調べていきましたので、ここからは、それを書いていきたいと思います。🤾
発達性協調運動障害から回復するトレーニング
トレーニングで、どの問題に注目するかというと、「感覚の処理、知覚、認知、全身を使う動き、絵を描くなどの細かい動き」になっています。
この点において、文字を見て、同じ文字を枠の中に書けない子ども達を対象にトレーニングを行い、どのような結果になるかを調べたものがありました。
トレーニング内容は、上記の知覚を鍛えたり、運動等です。
これらのトレーニング後は、枠の中に文字が書けるようになったり、文字を書いていても、手が疲れにくい等の良い結果が出ました。
そのため、この点において、発達性協調運動障害を回復、治療する事が出来ることが証明されました。🧡
現在、ゲームでトレーニングをしたりと様々なものが、発明されています。
楽しんで、回復出来れば、お子様も楽しく、それが一番だとも思います。🍀
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